過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

仏教の実践からマインドフルネスにいたる道を探求

2月19日に「神社・寺カフェ」のプレイベントがある。はるばる東京からきてくれるMさんは、マインドフルネスを通して仏教に親しむワークショップを考えているという。ティク・ナット・ハンからメンタルヘルスまで、いろいろなマインドフルネスを体験しながら、仏教にふれるワークショップだ。

いまアメリカからの潮流で、マインドフルネスがブームになってきている。もっともマインドフルネスの源泉こそブッダにある。仏教の実践法こそ、マインドフルネスそのものなのだ。

けれども、日本の仏教は、どうも辛気臭い。故人の供養のための仏事・法事がメインとなっていて、「いまここ」に生きるというマインドフルネスのあり方とは、遠い。

日本仏教の難解で固苦しい世界を迂回して、ダイレクトにマインドフルネスの実践から入っていくひとが多くなると思う。あるいは、仏教といっても、日本仏教ではなくて、テーラワーダ仏教チベット仏教に若いひとたちは魅力を感じていると思う。そして、ベトナム僧のティク・ナット・ハンの教えと実践もすばらしい。

そうはいっても、日本仏教はおもしろい。やはり奥が深い。さまざまな宗派があるが、歴史を経てつないできた実践法がある。

そこで、マインドフルネスから入って、仏教の実践と教えにふれるという道もある。たとえば、マインドフルネス坐禅、マインドフルネス念仏、マインドフルネス唱題行、マインドフルネス真言

お経や唱題、念仏、真言など、声の響きをとおして、いまここに気づくありように、自然に入っていく道がある。19日のプレイベントでは、そんな話もつながっていくかもしれない。

3月に楽舎でおこなうイベントでは、インドのお経、正信偈、念仏やら、お題目を通して、マインドフルネスにいたる道を探求してみたい。