過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

泊まりで農作業できるように

楽舎の事務所に隣接した60坪ほどの耕作放棄地を、貸していただけることになった。いまは背丈以上のススキやら雑草が生い茂っている。ちゃんと草刈をしてくれるなら、という条件で貸してくれることになった。もともと畑だったところなので、黒い土でフカフカ…

「大人の社会科見学」というバスツアー

先日、「大人の社会科見学」というバスツアーで、楽舎の田んぼに見学に来ていただいた。アイガモ田んぼを案内して、1時間ほど、山里の魅力について話をさせてもらった。みなさん反応がいいので、とても話がしやすかった。NPO法人エヌポケットさん主催、天竜…

デイサービス「みんなの家」にあかりを連れて行く

楽舎の事務所のすぐちかくに、デイサービス「みんなの家」がある。あかりを連れてあそびにいってきた。おばあちゃん、おじいちゃんたちが、とっても嬉しそうな顔をする。お年寄りには、ちっちゃな子供の存在が和みであり、喜びだと思う。ときどき、ここで一…

寄り合いの場づくり

栗ひろいを手伝ってくれたおばあちゃんたちと話していて、自由なおしゃべりがとってもたいせつと思った。おしゃべりできる友だちがいる。寂しくても辛いことがあっても、わかりあえる友だちが近くにいること。そうした寄り合いの場があること。それが生きが…

町としての独立した行政力があれば……

土地も家も貸すつもりはありません。80を超えたその方は、そう言った。畑で耕しているときの立ち話。代々庄屋の家で、たくさんの土地がある。畑がある。山がある。そのまま住める空き家ももっている。土地や家の管理はたいへんだ。貸したほうがラク。しかし…

栗拾いも終盤

「栗を拾わないの。わたしたちが手伝うよ。拾うの大好きだから」と、近所のおばさまからの電話。離れた所にうちの栗の木が50本ある。なかなか拾いにいけなくて、落ちるままにしていた。ぼくがひろわないものだから、近所のひとがひろってしまう。で、見るに…

こんなに大きくなった。1歳と2か月。

こんなに大きくなった。1歳と2か月。なんでも興味津々。引き出しを勝手にあける。中の物を取り出しては、触る、舐める、叩く。乾電池とかピンとかコインとか、入っていたら危ない。そういうものは、手が届かない上のほうに移動させた。それでも危ない。目が…

そのうち山里体験塾みたいなのができるといいな

Sさんが農業体験に来てくれた。草を刻んでアイガモの餌やり。田んぼの水路と水源の案内。栗ひろいと気田川の河原、山里の案内。カモの池は、田んぼの水を止めてあるので、干上がってドロ沼になってしまった。稲刈が終わるまでこの状態。飲水用にプラスチッ…

女房の洗脳を解いてくれ。そう頼まれた。

女房の洗脳を解いてくれ。そう頼まれた。かれの妻がR会という新興宗教に入っていて、知りあいにさかんに勧誘する。そのひとたちから、クレームがくる。申し分のない妻なのだが、こと宗教に関しては困りはてている。再三、勧誘するのはやめてくれと頼んだ。…

籾摺り機、米の選別機、田植え機をはこぶ

米作りには、いろいろと機械が必要だ。人力だけでは、とても対応できない。トラクター、田植え機、脱穀機はもっているのだが、中古のために、どれも心もとない。修理費ばかりかかっている。そこで、知人から、あらたに籾摺り機、米の選別機、4条植えの乗用…

知的障害者と一緒に稲刈と天日干しを体験する

知的障害者と一緒に稲刈と天日干しを体験する。11月7日、名古屋から知的障害者30名とケアスタッフが春野にくる。熊切川のほとりで昼食のあと、楽舎の田んぼでアイガモ見物のあと、稲刈りと天日干しの作業を行う。それから、気田川の河原で焚き火をしてあそぶ…

雨が続いて稲が倒れてしまう

雨がつづく。昨日も今日も、明日も雨。稲が実って垂れてきた。稲刈りというところに、雨が降りつづく。さらには風も吹く。そうなると、稲が倒れてしまう。うちの田んぼの稲の2割くらいが倒れている。友人の田んぼは、7割くらいだ。天気が回復して水分が蒸…

この店舗で、喫茶・軽食ができるようにしたい

この店舗で、喫茶・軽食ができるようにしたい。奥の民家が楽舎の事務所だ。店舗はいまは使われていない。もとは、お好み焼きやカレーショップが営まれていた。そのまま店舗として活用できる。15人くらい入れる。20台くらいおける駐車場もある。立地はいい。…

さて、なにをどのように手伝ってもらおうか 山里体験

山里での農業体験をしたい。なんでも手伝いたい、という。ぼくのブログを読んで、若者からのアプローチがあった。三人いる。さて、なにをどのように手伝ってもらおうか。今月から来月にかけては、稲刈、天日干し、脱穀、籾摺りという米作りがある。大豆の収…

稲刈りに向けていろいろと課題が

農業は天候に左右される。台風と豪雨が怖い。これだけ雨が多いと、田んぼの水が抜けないのも困る。土がぬかるんだままで、固くならない。そうなると、稲刈り機が土に沈んで進まない。鎌で手刈りとなったら、手間がかかりすぎる。いまの時期、台風が来たりす…

あの巨大なイチョウの木と再会した

あの巨大なイチョウの木と再会した。推定樹齢200年で幹周り5メートルもの巨木だった。昨日、水窪の友人の木工店をたずねたとき、なんと、そこに材木となって置かれていたのだった。大イチョウは、「森岡の家」(旧平野家住宅)という屋敷の敷地にあった。風…

移住相談の場、地域の寄り合い場、情報交換の場としての店

楽舎の事務所のとなりに、店舗がある。かつては、お好み焼き屋、カレー屋がひらかれていた。いまは使われていないので、そこを活用しようと考えている。移住相談の場、地域の寄り合い場、情報交換の場として。喫茶とクッキー、あるいはカレー屋、あるいはう…

空いている個室を貸し出してシェアハウスにもいい

これはずいぶんと大きい。重量鉄骨づくり。一階は倉庫で、巨大なクレーンが何台も入るほど。しっかりコンクリートが打ってある。二階は宿舎で、完全個室が9部屋もある。しかし、なかなかきれいだ。共同の炊事場と風呂は、20人くらいが使えそう。リビングは…

地域の空き家、空き地などの聞き取り調査みたいなことも

事務所の近くに倉庫をがほしい。農機具も機械工具も材木も、なんでも保管できる。しかも、湿気が少ないところ。部品組み立ての仕事をしていた知りあいの会社は、昨年、元茶工場を借りた。そこで、パート10名くらいで仕事をしている。なんと年間家賃が4万円…

三人の若者が楽舎を訪ねてくれた

「農業体験をしたい。どんなことでもやります」。三人の若者が楽舎を訪ねてくれた。ぼくのブログをいつも読んでいて、アイガモ農法など関心をもってくれていた。やる気があれば、メニューはたくさんある。田んぼの稲刈、大豆の収穫、味噌作り、蕎麦づくり、…

大豆焙煎珈琲をだした

きのうはお客さんが三人。農業体験をしたいというので、訪ねてくれた。コーヒー豆が切れていたので、思いたって大豆焙煎珈琲をだした。それが好評。みなさん、おいしいとほめてくれた。だまって出すと、これが大豆かどうかわからない。色も味はかなりコーヒ…

お坊さんの研修会での講演依頼が

講演の依頼をいただいた。禅宗のお坊さんの研修会で話してほしい、ということだ。聴衆はお坊さんばかり50名くらい。会場は駅前の立派なホテルとな。はて、なにを話せばいいのか。一般のひとたちと寺院の距離を縮めたい。地域密着で活動をしたいけれども、な…

農体験をしたい方 募集

農業を体験したいということで、近ごろ、よくアクセスがある。きょうは、とにかく体験してみたいということで訪ねてくれる人がいる。海のほうから子連れて来られる方もいる。ぼくはとくに、農業をしているわけじゃあないけど、アイガモ農法の田んぼのことは…

主催するイベントが続く

「春野カフェ」がおわった。しかし、主催するイベントが続く。 次は、稲刈と大豆の収穫だ。「第2回神社・寺カフェ」に向けて動き出す。開催は2〜3月。 知的障害者との稲刈が11月。アイガモの解体ワークショップが1〜2月。 〈まちなか〉と東京での「春野カフ…

駒大の学生たちの発表の様子

第一回春野カフェは、9月8日に開催。駒大の学生たちの発表の様子。春野に滞在して山里活性化の学びと提言をしてくれた。来年も継続して、きてくれると嬉しいが。北遠の他のエリア、あるいは隣の森町など、遠州の中山間地をテーマにフィールド・ワークして…

「第一回春野カフェ」の掲載記事

学生たちはほとんど徹夜で、討議をしてPowerPointにまとめていた。統計分析、山里の人のヒアリング、春野の活性化の提言という構成だった。静岡新聞が掲載してくれた。楽舎主催の「第一回春野カフェ」。駒澤大の学生40名の成果発表。かれらは、ものすごく集…

明治時代の新聞が出てきた

破れた屏風の絵から裏打ちに使われていた新聞が出てきた。明治40年代のもの。時代は、日露戦争がおわり、日韓併合から第一次世界大戦へとづつく頃。時代の空気感が伝わってきておもしろい。格子戸などをくださるというので、尾上さんの家をたずねた。ちょう…

名古屋から知的障害者たち35名が、楽舎の田んぼの稲刈に

この秋、名古屋から知的障害者とスタッフ、合計35名ほどが、楽舎の田んぼの稲刈に来てくれることになった。名古屋から春野まで日帰りバスという企画だ。主催するのは、名古屋のケアホーム。数か所の賃貸マンションを借りて知的障害者のお世話をしている施設…

気田川に流れていってしまったようだ

アイガモ1羽が、気田川に流れていってしまったようだ。いつものように、網の外に脱走するカモ君をつかまえては、また池に放り込んでいた。脱走しても、田んぼから川に流れていく水路から出て行かないように、二重の網にしていた。ところが、この水路の掃除を…

カイシャ人生を離れて、この山里で農業や創作やアウトドア・スポーツに打ち込むひとたちの話も聞いてもらった

家賃は、と聞くと。1DKで7〜8万円という。これに食費がかかる。外食が多いだろうし、遊ぶのにも、着るものにも、通信費にも交通費もいる。そうなると、月に10〜15万円はかかる。大学に払う入学金、授業料、施設利用料など4年間で400〜500万円。東京の世田…