過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

名古屋から知的障害者たち35名が、楽舎の田んぼの稲刈に

この秋、名古屋から知的障害者とスタッフ、合計35名ほどが、楽舎の田んぼの稲刈に来てくれることになった。名古屋から春野まで日帰りバスという企画だ。

主催するのは、名古屋のケアホーム。数か所の賃貸マンションを借りて知的障害者のお世話をしている施設。障害者は、おもに2DKのマンションに二人ずつ暮らして、そこから作業所に通っているという。

そこのスタッフ2名と、障害者1名が楽舎の事務所を訪ねてくれた。かれらと現地視察して、だいたいのプランを練った。まず、熊切川のほとりの「川音の郷」で昼食。みんなでピザを焼く。そのあと、楽舎の田んぼに移動する。

11月の第一週というと、奥手のサガビヨリの稲刈には、ちょうど間にあう。ぼくたちが稲刈をして、かれらが稲の束を運ぶ。そして、みんなで天日干し。アイガモの見物。その後、河原で焚き火をして、炊きたての新米のおむすびをいただく。そういう流れだ。雨が降ったら、稲刈も焚き火も無理なので、「川音の郷」でピザを焼いて、みんなで歌でも歌うとするか。

こないだは、東京世田谷から駒澤大学の学生たち40名が春野に滞在してもらった。今回は、名古屋からのお客さん。はるばるきてくれて、ありがたいことだ。いずれにしても毎回、未知なことへの挑戦だ。ぼくとしては、そこが楽しめることになる。