過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自らの死を語り合う場をつくろう

生き方、死に方を分かちあい、語りあう「カタリバサロン」があるといい。昨日、わがやを訪れてくれた10数組の人たちと語りながら、思い立った。ひとつには、親しい人の看とりとおくりをどうするか。慣習やしきたりにしたがうだけじゃなくて、納得のおくりを…

生き方・死に方・暮らし方をわかちあう場。カタリバサロを

それぞれが生き方、死に方を分かち合いたい、語り合いたいと思っている。そんな「カタリバサロン」みたいなものがあるといいと思った。「春野人めぐり」の2日目。来訪されたのは7組12人。2日間で、10組17人。うちは見るものも買うものも何もない。ただ語りあ…

睡眠薬はあと一週間、ためしてみる

睡眠薬、5日目の効果。2つのタイプの睡眠薬を試している。『ベルソムラ』という「覚醒」を司る「オレキシン」をブロックする睡眠薬。『ロゼレム』という「体内時計」を司る「メラトニン」の働きを助ける睡眠薬。医者は、夕食後に『ロゼレム』。就寝前に『ベ…

春野人めぐりの初日

春野人めぐりの初日。山里の春野の人と暮らしを見てもらおうというオープンハウスだ。今回で12回目となる。きょうは3組のお客さん。お客さんが重なったので、それぞれ初めての出会いながら、有機農業、仏教、田舎暮らしなどを語りあう。わがやは、見るべきも…

あかりは二歳になる

あかりはきょうで二歳になる。近ごろ、たくさんの言葉を発するようになってきた。かーちゃん、ぱいぱい。おっぱいはまだ、飲んでいる。お父ちゃんは、なぜか、ぱーちゃん。ぱーちゃんだこー、というと、お父ちゃん抱っこしてということだ。もいっかい。「白…

これからの時代、やはり学歴よりも専門性だと思う

これからの時代、やはり学歴よりも専門性だと思う。専門性を深めるには、好きなことを見つけなくちゃいけない。好きこそものの上手なれ。好きならがんばれる。努力がいらない。どんなに疲れても酒呑みが毎日のむように、好きなことなら続けられる。知識もワ…

睡眠薬の服用の開始

睡眠薬の服用の一日目。医師からは、夕食後にロゼレム1錠、就寝前にベルソムラ1錠の服用をすすめられた。ロゼレムは、睡眠リズムをつくるためにメラトニン受容体に作用する。しかし、睡眠効果はあんまりないといわれる。自然に睡眠リズムをつくる効果がある…

睡眠薬をためしてみることにした

寝つきが悪い。眠りが浅い。それは何年と続いている。よく眠ったと、スッキリ起きたことは、ほとんどない。すぐに眠れる人が、まことにうらやましい。ここのところ、田んぼや畑をしていて、相当に体を使っているのにもかかわらず、眠りに入れない。何度も目…

他人の失敗談というのはみんな聞きたがる

なにかを成し遂げるのに、自分はどれだけたいへんだったか、どれほど苦労したか、ということを軸に話をする人がいる。たいへんなこと、つらいことを我慢して、努力して進んできた。そういう自分をほめてもらいたいという気持ちが背景にあるからだろうか。こ…

でも、いったい何をほんとうにやりたいの? と問われるとこれが困る

講演の依頼を受けた。禅宗の本山の研修会で話してもらいたいという。とくにテーマはない。なんでもいいというのだが。依頼してくれたお坊さんは、Facebookでぼくの発信していことは読んでいてくださるし、じかに何度もお会いしている。池谷さんの日常のまま…

安祥として死を迎える。そのことに安心を与えられるお寺であることに意義が

「こんなエンディングノートをつくりましてね。檀家さんと勉強会しているんですよ」と冊子を渡してくれた。自らの死を悔いなく迎えるための準備ノート。それは、いましっかりと生きるためのものでもある。よりよい生き方のためには、仏教の教えというものは…

草刈りの一日

よく働いた一日。集落の草刈りは朝の8時から3時間。夕方は、ブルーベリー狩り1時間。妻とあかりと。帰宅して、また事務所のそばの空き地と畑の草刈り1時間半。汗だくだ。明日は朝の5時から大豆の種まき、そして2,000株の苗植え(そんなに無理だと思うけど)…

これ、いもち病じゃなかろうか

かなり心配になってきた。これ、いもち病じゃなかろうか。5枚の田んぼにちらほら見られる。昨年の例でいうと、しばらくして田んぼ全体に蔓延してしまう。そうなるとコメの実りはスカスカになってしまう。苦労が水の泡に。いもち病じゃなければ安心だけど。…

三千大千世界が回転する宇宙みたいだ

三千大千世界の回転する宇宙みたいだ。転法輪。生死生死を繰り返していく。乗っかっているのは阿弥陀さん。ハンドスピナーをいくつか買ってみた。仏像をのせて回転させてみた。しっかり回すと1分くらい静かに滑らかに回転している。この玩具。重症筋無力症…

春野に移住したいと訪ねてこられた夫婦

春野に移住したいと訪ねてこられた夫婦。奥様はもう臨月。いつ生まれてもおかしくないそうだ。家にずっとするのも気が滅入るので、春野に来たかったと。明るい春野の景色に癒やされたという。ニュージーランドにしばし滞在していた。海に近くに暮らしている…

布絵の本の打ち合わせに出かけた

タイトルは「もめん大好き」にしましょう。だって、なんといっても木綿が大好きなんだから。絵が好きになったきっかけは、子供の頃の中原淳一の「ひまわり」「それいゆ」の塗り絵だった。50を過ぎて、布絵の展覧会に接して、自分も作ってみようと思い立った…

火葬場の絶対数が不足している

友人が亡くなったのだが、葬儀は一週間後と聞いた。ええ? 普通は、翌日か翌々日に通夜、そして告別式となる。そんなに長くかかるのは、なにか深い意味があるんだろうか。古代には、殯(もがり)という儀式があって、すぐに土葬にしなかった。ある期間、棺に…

ワイナリーをつくるという計画があるのだが

過疎化の著しい山里に、30歳の女性が移住したいという。医療法人の事務長とともに、楽舎の事務所に訪ねてきた。この山里でぶどう園を栽培して、ワイナリーをつくるという計画がある。運営するのは医療法人で、そこのスタッフとして雇われることになる。彼女…

土地の名義人が亡くなっていた

山里に移住する人のために、社宅代わりに古家と土地を買うことにした。あるNPO法人の理事長から登記について相談を受けた。土地と建物の登記は、むつかしいものじゃない。これまで20筆以上もやってきた。やってあげてもいいですよ。ただ、農地となるとやこし…

山里でも図書館があれば

過疎地の山里に暮らしているが、図書館が近くなのはありがたい。クルマで10分。図書館の前には福祉センターがあり、町営の風呂もある。200円。かつては風呂に使ったあとで、図書館で新聞と雑誌を読むのが日課だった。いまはそういう余裕がなくなったけど。都…

ビオトープを作っている

田んぼのとなりにビオトープを作っている。川から別に水を引いている。田んぼからのこぼれ水も入ってくる。冬の間も水をたたえておくつもり。こちらは昨年は、アイガモの楽園にしていた。アイガモがいるときには、草はみんな食べられてしまうし、他の昆虫た…

日野原重明先生が亡くなられた

日野原重明先生が亡くなられた。105歳というご長命であった。しかも、ただ長寿というのではなく、現役で医師をされていた。90を過ぎても、毎日臨床に携わっておられた。講演も執筆もされていた。かつていちど講演をお聞きしたことがある。当時、先生は94歳。…

自治体が経済破綻する

自治体が経済破綻する。アメリカではデトロイト市が有名だ。日本だと、かつて炭鉱で繁栄した夕張市。税収は8億円、返済額は26億円という火の車の財政。しかし財政破綻したといっても、債権者が押し寄せるわけではない。国が管理することになる。再建計画を元…

ヒメホタルはもういなかった

ホッター、ホッターと言っては泣く。あかりが、ホタルを見に行きたいという。ゲンジボタルは6月だった。この近くの公に現れるので歩いて行けた。毎日、毎日、肩車して見に行った。ヒメホタルは水辺には現れない。森のなかでチカチカとLEDランプのように光る…

山里暮らしの試練は、年をとってきてから

山里暮らしの試練は、年をとってきてからやってくる。病院がちかくにない。診察を受けにー、調合したクスリをもらいに行くのも一日仕事になる。クルマが運転できなくなると、生活品を求めるのもたいへん。敷地が広ければ、夏草は生い茂る。年をとったら、都…

内閣の支持率

安倍内閣の支持率が36%で過去最低。不支持率は53%。「首相が信頼できない」が52%。内閣改造に「期待しない」が57%。支持率が30%を切れば、一気にアベ辞めろの声が高まるというのだが。ANNの世論調査では、すでに29.2%に。過去の内閣支持率を調べてみた…

孤独死が増えていく。無縁になっていく数はこれからも増える。

孤独死が増えていく。無縁になっていく数はこれからも増える。なにしろ独身世帯が増えている。いざというときのためのネットワーク作りがたいせつ。「こういう葬儀にしてもらいたい、こういう遺骨の処理をお願いしたい」と、ともに支えあう友人のネットワー…

どうして台湾が日本に友好の姿勢を示してくれるのだろうか。

海外を旅した数少ない体験でいうと、日本への友好度・親和性の大きい国のひとつは台湾かなあと思う。あとはインドかな。路上で出会ったおじいさん。ぼくが日本人と知ると、軍歌を誇らしげに歌ってくれた。若いときに軍隊にいたという。片言の日本語も話して…

いちばんの問題は「統一人格」がなくなってしまったこと

旧市町は平成の大合併で10年余になる。いちばんの問題は「統一人格」がなくなってしまったこと。この町をどうしようか、ああしよう、こうしようという思いを伝え、思いを形にする「核」がなくなってしまったこと。大きな市の一部になると、それまであった町…

家族で田んぼの草取り

家族で田んぼの草取り。泥の田んぼに踏み入れて手で草を抜く。泥との対話だね。邪気がアースされていくような気もする。頭がからっぽになる。草取り瞑想みたいだ。心身の健康にも、田んぼの草取りはおすすめ。無農薬の田んぼだからできること。あかりが戦力…