過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

これからの時代、やはり学歴よりも専門性だと思う

これからの時代、やはり学歴よりも専門性だと思う。専門性を深めるには、好きなことを見つけなくちゃいけない。

好きこそものの上手なれ。好きならがんばれる。努力がいらない。どんなに疲れても酒呑みが毎日のむように、好きなことなら続けられる。

知識もワザも洞察も深くなっていく。深くなっていけばそこから広がる。人に語るときでも、エネルギーが湧いてくる。そこからネットワークも自然と広がる。希少価値が生まれる。そこに仕事というかたちが生まれる。収益につながる。

ところが、いい学歴を得ればいいカイシャに入ることができる。いいカイシャに入れば安泰だ。そんな「寄らば大樹の陰」的な生き方をしていると、人生は楽しくない。好きなことを仕事にしていないのだから。そうしてそのうち、自分はいったいなにが好きなのか、わからなくなる。自分の土俵が分からなくなる。

ぼくは37歳くらいまで、そういう人生がだった。好きなことを見つけて没入していく勇気がなかった。しかしなんとか、見つけたのが40近くになってからだ。そこから、ほそぼそとフリーランスで暮らしていけるようになってきた。この先、まだまだ山あり谷あり悪路ありだけど。

なかなかインパクトあるタイトル。『年収1000万円「稼げる子」の育て方』 (林 總著 文響社刊)。本の説明を読むと、なるほどと思わされる。カーストという言葉をあげているのは、違和感あるけれども。以下概要。

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学歴より資格と専門性。 好きな仕事で食える人間を育てる。

「マネープレッシャー(お金の心配)がないこと」、「好きな仕事で稼ぐこと」が、人間の幸せの大きな土台になる。
子どものころから「生産性と希少価値を高める教育」をする。会計の考え方を教えることで「物事を俯瞰し、大づかみする力」を育む。ドラッカーや会計の視点で子育てを眺めたとき、見えてくる風景ががらりと違う。

見えないけれども確かに存在する「カースト」。「人間性」「年収」「仕事」「教養」「学歴」の5つの軸で「カースト」を捉え、親の役割は、この5つのカースト上位に押し上げること。

稼ぐためにいちばん大事なのは「学歴ではなく資格と専門性」。 「学校はどこでもいい。だけど資格を取れよ」。

資格取得の勉強をすることで、専門的な知識という土台ができ、その土台があるがゆえ、さらに分野を絞って「自分にしかできない仕事」を構築することができる。 「幸せに稼いでいる人」の多くが、強みを生かし、あるジャンルを深掘りしている。