過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

布絵の本の打ち合わせに出かけた

タイトルは「もめん大好き」にしましょう。だって、なんといっても木綿が大好きなんだから。絵が好きになったきっかけは、子供の頃の中原淳一の「ひまわり」「それいゆ」の塗り絵だった。50を過ぎて、布絵の展覧会に接して、自分も作ってみようと思い立った。

それから布絵教室に通って、はじめての個展は60代の後半。70を過ぎてから、自分の家で年に一度の個展を開いている。竹山美子さんは、81歳になる。毎日、たのしそうに創作している。

こんど出版する布絵の本の打ち合わせに出かけた。たった30冊しか印刷しないけれども、手作りのものを作りたいという。カバーは手作りの布。見返しも和紙を貼る。

作品集は、4部構成で、「古い家と町並み」「山里を走る電車と駅舎」「こころ寄り添う花々」「異国の館」。作品は160点の作品を掲載する。

こんどは、仏像もいいわね。アフリカの仮面もすてき。天浜線の列車と駅舎もいい。いいのができたら、毎年、本を出しましょう、とますます創作意欲が湧いてきたようだった。いろいろと自費出版のサポートの仕事が増えてきた。一緒にこうやって本を作り上げていくのも、たのしい。

帰りにいつも明るく威勢のいいKさんの事務所に寄ると、おい、本を作ってくれ。カネは惜しまない。売れるやつだ。そんな話もあったのだが。本はつくるのはできるけど、売れるかどうかはまったくむつかしい。