過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

基本は、一人ひとりに即したワクワク体験を

きょうのデイ。
 
風邪気味のNさんには、湯たんぽをセット。腰に一つ、お腹に一つ。さらには、シュラフを膝にかけると、まことにぽかぽかして心地よさそう。しあわせとつぶやいていた。こんどは、豆炭のアンカを持ってこよう。
 
行政の要職にあったMさん。昼食後にいつもランとともに散歩に連れ出す。散歩していると、よく、かつての知り合いに出会う。そのやりとりが楽しそう。きょうは、移住して5年、苦心して荒れ地を見事な畑にしつつあるYさんを訪ねる。次に、幼馴染のMさんを訪ねる。人とのやりとり、立ち話がとっても大切と感じる。
 
障害を抱えたSさんには、絵手紙に挑戦してもらった。柿の絵に言葉を添えて、ひとつ完成した。なにか毎回ひとつ、作品を創作することがいいかもしれない。
 
お喋りが好きなNさんやUさんは、それらをまとめて、自分史づくりのサポートをして差し上げようと思っている。幼少時の山里暮らし篇、戦争体験篇、戦後の苦労篇、嫁姑の苦労篇など、すこしずつ。
 
デイサービスとしては、みんなで揃って歌ったり体操や発声練習やゲームもするのだが、基本は、一人ひとりに即したワクワク体験を見つけて、サポートすることにあると思っている。