過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

睡眠薬をためしてみることにした

寝つきが悪い。眠りが浅い。それは何年と続いている。よく眠ったと、スッキリ起きたことは、ほとんどない。すぐに眠れる人が、まことにうらやましい。

ここのところ、田んぼや畑をしていて、相当に体を使っているのにもかかわらず、眠りに入れない。何度も目が覚める。

たぶん交通事故で頭を強打していることが大きい。40年以上も前のことだ。1年のうちに2度も頭を打った。クルマにはねられフロントガラスに頭から突っ込んだ、自転車から落ちて頭を強打した。

すぐれた整体の治療家が頭を触ると、「あれ、頭打っているね」とわかる。その衝撃の跡が、まだ残っているという。

衝撃で頚椎の一番と二番が、ギュッと圧縮されてしまった。そのことで、首から上まで気が通らない。流れが詰まっていて滞っている。それが、眠れないことの大きな要因と思われる。先日、訪ねてきた友人も、クルマの事故による頚椎捻挫で不眠症になったという。

眠れないと疲れが持ち越す。自然治癒もむつかしい。瞑想もヨーガも気功もなかなか効果が現れない。ということで、睡眠薬をためしてみることにした。

かつて、帯状疱疹にかかって眠れない時、マイスリーアモバン(非ベンゾジアゼピン系)、ロヒプノールベンゾジアゼピン系)を服用したことがある。そのときには、起きた時フラフラしたものだった。1か月ほど服用したが、それを断つとき、つらかった覚えがある。

効果があってなるたけ副作用のないもの、依存しないタイプのものを。FBFのおすすめで、ベルソムラという薬を処方してもらうことにした。もうひとつはロゼレム(受容体作動薬)。眠りを導く物質である「メラトニン」の作用を強めることで自然な眠りを促すという。この二つの薬は、2週間分、3割負担で1,740円。これをすこし試してみることにした。

ところで、診療所の先生は、医者であり僧侶の資格ももっている。専門は漢方だ。いま企画している「看とりとおくり」のシンポジウムの話をした。先生にも、シンポジウムでお話をしてもらいたいというと、「そんなこと受けたら、ぼくが不眠症になっちゃうよ」と笑った。