過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

U字溝と耐火レンガのロケットストーブ

U字溝と耐火レンガのロケットストーブ。試行錯誤中だが、勢いよく燃える。最初の燃料投下は、煙突の上から。新聞紙を燃やして木の切れ端を入れる。ぼうっと火が点いたら太い薪を入れる。やかんなどをかけて沸かすときは、下の方から木を入れる。とても効率よ…

「助成金千本ノック」

「助成金千本ノック」この10年で100本くらいは申請したかもしれない。打率は30%くらい。ほとんど民間の起業や財団の助成金。今年の1月は、大小も含めて5本申請した。それと、しっかり書いていたのに締切日を間違えての悔しいアウトが1本。今月末に申請す…

おとうちゃんは、朝から夜までずっとパソコンやってるでしょう。それよくないよ。

あかり(7つ)は「はたらく細胞」というアニメが好きでよくみている。(清水茜の漫画。『月刊少年シリウス』で連載された。累計部数は930万部を突破)その影響で、血管がどうの腎臓がどうのという話をするようになった。 「アルコールって、分解されるんだ…

アオバトが激突死

アオバトが激突死。こんなきれいな鳩を見たのは初めてだ。カッコウかなあと思ったが、調べたらアオバトだった。 全長三十センチくらい。美しいオリーブ色。頭から胸にかけて黄色、翼の一部がブドウ色、腹部は白い。 トンビなどに襲われて必死で逃げて窓に激…

明日、午後にひとりで学校に出かけてテストを受ける気になった

──明日、学校でテストがあるんだってさ。みんなと一緒に受けてもいいし、ひとりだけで受けてもいいし。受けなくてもいい。あかりは、いくかい? 「テストかあ……。う〜ん、どうしようかなあ」 ──自分できめればいいよ。 「おとうちゃん、テストって好きだった…

この山里で互いにサポートし合える関係性作り。これが、大きなテーマ

「尾上さんの素敵な庭で、梅の木の剪定をする。そこに、子どもたちがたくさんきて遊ぶ。あかりちゃんも連れて行ってあげましょうか」西田さんからの電話。ありがたい、あかりを連れて行ってもらった。 昼、おむすびをもっていくとなつかしい友人たちも、たく…

もう、あっちこっちでコロナ感染者。

もう、あっちこっちでコロナ感染者。ひとり暮らし80歳のMさんから電話。「検査キットがほしい。親しい人がコロナにかかった。わたしは濃厚接触者になったので、検査キットがほしい。池谷さんのとこならきっとあるかと思って」。「うん、たしか、施設のがある…

「いやだった、いやだった!」というおとうちゃん作曲と音頭を二人で歌って踊りまくった。

2時くらいに起きて仕事するつもりが、隣で寝ていたあかりが、それを察知してして、ぐわし!っとつかんで離してくれない。からだを巻きつかれてロックされた。仕方なく明け方まで布団から出られなかった。 ▽七時になってやっと、あかりを抱き上げて薪トーブ…

なんだっていい。しかし鎌倉時代の祖師たちにひかれる

鎌倉時代の祖師のことを探求するのが大好きである。日課である。とりわけ親鸞、道元、日蓮。 哲学的、実存的な深みで、道元と親鸞に惹かれる。教義・法門の構築、その実践的な生き方として日蓮に惹かれる。 ただ、日蓮には、親鸞、道元のような哲学的、実存…

玄関スペースが、すっかり団欒の場になった

寒い。暖房すると、ガスと電気代もったいない。しかし寒い。増築してそこに薪ストーブを設置する予定が2月末になる。で、暫定的に玄関に薪ストーブを設置した、これが一ヶ月前。▽温かいと気持も緩む。玄関スペース(といっても、10畳くらいある)が、すっか…

おとうちゃんは、3歩あるいたら忘れてしまうんだよ

「おとうちゃん、これはなあに?」──うん、それはね。 と言おうとしたらケータイが鳴る。電話でいろいろやりとりして、そのままパソコンに向かう。「おとうちゃん、さっき話しかけた続きってなあに?」 ──うん?なにか話たっけ?。 もう、そのこと自体を忘れ…

「じゃあ、こういうのはどう?」と、教科書の「おむすびころりんすっとんとん」をギターの伴奏で弾き語り

やっぱり読書がだいいち。あかりは、読書好きにさせたい。いま7つ。もう学校にいかなくなって、半年。教科書はよんでいるけど、「あんまりおもしろくない」という。「まあ、そりゃそうだ」。 ▽「じゃあ、こういうのはどう?」と、教科書の「おむすびころりん…

事業に挑戦すると、スキルとネットワークが広がるのはおもしろいよ

すごい早起きだよ。1時半だ。いつも3時頃に起きると、隣に寝ているあかり(7つ)に、ぐわし!とつかまれて、「起きないで。寂しいから、このままいて」とロックされる。が、今夜はつかまらずに起きられた。 ▽まずは寒いので薪ストーブに火をつけた。5,000円…

「自分にはそういう発想は、まったくなかった」ということに気がつく。

7年前にわたしが始めた田んぼや炭焼き窯の手伝いによく来てくれた。彼はそのとき、40代全半。 サラリーマン的な生き方をしていたが、私の暮らしを見て「ああ、こんなに自由に生きられる世界があるんだ。こういう暮らしぶりを目指そう」と思ったらしい。これ…

目が覚めて起きるのは、明け方3時

寝るのは早いよ。20時だ。あかりを寝かしつけるのが役目。だが、いつもおとうちゃんが先に眠ってしまう。司馬遼太郎の本を数ページ読みながらすとん。いまは「新選組血風録」。司馬遼ってすごいな。この時代の巨匠、司馬遼太郎と松本清張。巨大すぎる。 ▽目…

ゲームに必要なことは3つある。「1つは、敵と味方がいる」「2つは、ルールがある」「3つは、始まりがあって終わりがある」

「おとうちゃん、戦いごっこしよう」──よしきた。 よくプロレス技をかけあう。イノキ・ボンバイエ! との掛け声で戦う。大外り、ウェスタン・ラリアート、パイルドライバー、アリキック、クロスチョップ、十六文キッキ、脳天唐竹割りと次々とワザを繰り出す…

「コロナにかかってね」 「うちの子、もう学校やめちゃった」

「コロナにかかってね」「うちの子、もう学校やめちゃった」この二つの話題がよくでてくる。 ▽近しい人たちは、もうほとんどコロナにかかった。あるいは、いまかかっている。うちも家中コロナにかったたのが8月。完全回復まで一ヶ月。 もうコロナはインフル…

大晦日の冒険遊び場 廃校の熊切小で

「思ったよりも、ずっとずっと楽しかった。楽しすぎてご飯を食べる暇もなかったよ。遊ぶのに忙しくてさあ。だってすぐに日が暮れちゃうからね。もったいなくてね。 校庭をずーっとずーっと走り回って、行ったり来たりして疲れた。ボールを蹴ったり、ふにゃふ…

国がいかに衰亡していくか、いかに人心が荒廃していくか、いかに自分の頭で考えなくなるか、長いものにはまかれろになるか

わんこの散歩の帰り、ホタル公園の芝生で、ゴルフの練習をしている人がいた。60代後半かな。ヒョロッとして痩せている。やることなくて、ひとりさみしく球を打つという風情。 そんなところでゴルフしたら危ない。ルール違反だ。とはいうものの、その人の気持…