過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

この山里で互いにサポートし合える関係性作り。これが、大きなテーマ

「尾上さんの素敵な庭で、梅の木の剪定をする。そこに、子どもたちがたくさんきて遊ぶ。あかりちゃんも連れて行ってあげましょうか」
西田さんからの電話。ありがたい、あかりを連れて行ってもらった。

昼、おむすびをもっていくとなつかしい友人たちも、たくさんいた。
帰りも西田さんが、あかりをおくってきてくれた。4つの息子がここで遊びたいというのであかりと遊んで、みんなで夕食。
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夕方Kさんから「明後日、本人も妻も動けないので、息子を幼稚園に行ってもらえませんか。それから11時から14時まで預かってほしいんですけど」と電話。こまったときにはおたがいさま。サポートしましょう。
こうして、家族同士の付き合いができると、お互いにサポートし合える関係がもてる。山里暮らしも随分とラクになる。

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そもそも移住者は、血縁関係が根強い地域に単身でパラシュートで降下するみたいんものだ。血縁・地縁ゼロからのスタート。じじばば、親戚はいない。ずっとよそ者だ

しかもだ。過疎地なので、保育所はない。学童保育も週に3日しかやっていない。保育ママ制度も使いにくい。子育てネットワークが劣弱。こうなると、どうしてもお母さんに負担がかかる。イライラする、夫婦仲も険悪になる。子どもも明るさは失われる。これ、田舎暮らしの大きな課題だ。
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ということで、この山里で互いにサポートし合える関係性作り。これが、大きなテーマになる。それはそままま山里の魅力発信、交流人口の増大、定住促進に繋がる道でもあるんだけど。
まあ今年は、この施設を活用してその道作りをやっていこうとしている。そのためにはやはり資金がいるので、年が明けて、次々と助成金の申請書を書いている。きょうは2本提出、月末にはあと3本。