過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「じゃあ、こういうのはどう?」と、教科書の「おむすびころりんすっとんとん」をギターの伴奏で弾き語り

やっぱり読書がだいいち。あかりは、読書好きにさせたい。いま7つ。もう学校にいかなくなって、半年。
教科書はよんでいるけど、「あんまりおもしろくない」という。「まあ、そりゃそうだ」。
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「じゃあ、こういうのはどう?」と、教科書の「おむすびころりんすっとんとん」という文章をギターの伴奏で弾き語りしてあげた。つぎは白秋の「あめんぼあかいなあいうえお」。七五調は、歌いやすい。子供の頃は五感のリズムが大切と思う。
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ぼくは趣味で近松曽根崎心中の「道行き」のところを、毎日、ギターの伴奏で歌ってる。お初と徳兵衛ふたりが心中を決心して、曽根崎の森に向けて死出の旅にいく道行きのところだ。

「七ツの時が六ツ鳴りて、殘る一ツが今生の、鐘の響きの聞納め。此世の名殘夜も名殘、死に行く身を譬ふれば、仇しが原の道の霜、一足づつに消て行く、夢の夢こそ哀れなれ。あれ數ふれば曉の、七ツの時が六ツ鳴りて、殘る一ツが今生の、鐘の響きの聞き納め、寂滅爲樂と響くなり。鐘ばかりかは草も木も、空も名殘と瞰上れば、雲心なき水の面、北斗は冴て影映る、星の妹脊の天の川、梅田の橋を鵲の橋と契りて何時までも、我とそなたは夫婦星、必ず添ふと縋り寄り、二人が中に降る涙、河の水嵩も増るべし。」ベベン。
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それと、親鸞の「教行信証」にある「正信偈」を独自のメロディーで歌う。あと、「大無量寿経」の偈。これもいい。

そして、インドのお経の「ハヌマンチャリサ」。あかりは、それをいつも聞いているので、「ハヌマンチャリサ」の前半はソラで言えるようになってきた。