過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

語りかけのカードを作ってみた

耳が遠い利用者さんのために、語りかけのカードを作ってみた。

耳が遠いと、やりとりがなかなかできない。孤独になって暇を持て余す。
かなりの高齢のために、ひとりで読書とか塗り絵も、難しい。
やはりおしゃべりが一番いい。けれど、耳が遠いのでそれができない。気の毒だなあと思う。
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YouTubeで歌詞の字幕テロップの流れる昭和歌謡とか演歌の映像を流すとよく見ている。
昭和歌謡唱歌などは好きなので、よく歌ってくれる。しかし、耳が遠いとみんなと歌は合わせられない。
大きな歌詞を指示棒で示しながら、歌をリードする。開放弦での伴奏なのでギターを伴奏しながらできないことはない。
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しかし、歌ばかり歌う訳にはいかない。
で、筆談してみた。
小さなホワイトボードに、「ご主人はどんな人でしたか?」「いま何歳ですか?」「お子さんは何人?」と次々と書いては、話してもらう。
ひとりで自分のことを話している分には、ご機嫌もいい。こちらは、語ってくれることにうなづくだけ。
しかし、ホワイトボードに書いては消すのもいいが、カードを用意してみようか。思いついたのが、写真のようなカード。ダンボールを切って作った雑なつくりだが。そのうち、俳句とかことわざカルタとか、発展していくかもしれない。

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