過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

十五夜お月さん

明日は十五夜
きょう「ああ、いい歌だなあ」と感じたのは、「花かげ」という歌。さっそく、歌詞を拡大印刷した。
毎日、施設で童謡や唱歌をリードしているが、歌詞を拡大して(A3を5枚分くらいになる)ホワイトボードに貼って、ギターで伴奏して歌う。これまで、拡大してつくった歌詞は、100曲近くになる。
--------------------
「花かげ」
作詞:大村主計
作曲:豊田義一
 
十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの おねえさま
俥(くるま)にゆられて ゆきました
 
十五夜お月さま 見てたでしょう
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの ねえさまと
お別れおしんで 泣きました
 
十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
遠いお里の おねえさま
わたしは ひとりになりました
 
--------------------
この歌も好き。
 
「雨降りお月さん」
 
野口雨情作詞・中山晋平作曲/大正14年
 
雨降りお月さん 雲の蔭(かげ)
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
一人で傘(からかさ)さしてゆく
傘(からかさ)ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴つけた
お馬にゆられて ぬれてゆく
 
 
いそがにゃお馬よ 夜が明けよう
手綱(たづな)の下から チョイと見たりゃ
お袖(そで)でお顔を かくしてる
お袖はぬれても 乾(ほ)しゃかわく
雨降りお月さん 雲の蔭(かげ)
お馬にゆられて ぬれてゆく
 
f:id:ichirindo:20200604212402j:plain
-------------------
そして、気の毒で可愛そうな歌だけど、もうひとつ好きな歌。
 
十五夜お月さん」
 
作詞:野口雨情
作曲:本居長世

 

十五夜お月さん 御機嫌(ごきげん)さん
(ばあ)やは お暇(いとま)とりました
 
十五夜お月さん 妹は
田舎へ 貰(も)られてゆきました
 
十五夜お月さん 母(かか)さんに
も一度 わたしは逢いたいな

 

f:id:ichirindo:20200604212408j:plain