過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

棟方さんには「唐詩の世界」を講座をお願いした

春の雨、そして霧の立ち上るなか、川上の集落に棟方徳さんを訪ねた。かれは元大学の准教授で中国文学を教えておられた。春野に移住して10年近く。

こんど、春野町の人たちを対象に、「らくいき講座」という文化教養講座を企画している。それで、棟方さんには「唐詩の世界」を講座をお願いした。ぼくの講座はとっても面白いよ、と楽しそうに笑っておられた。

ひとり暮らしでお酒が好き、ゆったりした間合い。なんとも味わいのある方で、春野にもこんな俗を離れた方がおられるのだ。窓からの景色も漢詩の世界のようだ。棟方さんは、かの世界的な版画家、棟方志功さんの甥にあたる。