過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

10年住んでくれたら、土地と家をあげるということにした

この家は、ぼくが所有していてじつは持て余していた。借り手もいない。管理も手間。かといってつぶすのに100万円ちかくかかる。さて、どうしたものかと心配していた物件だ。こういう家は、山里にはたくさんある。Sさんが、ここを借りてくれることになった。1…

ほとんど期待もアテもなければ、ちょっとしたことでも、幸せを感じる

幸せというと、南の島に行って、椰子の木陰で透明な海を眺めてのんびりするというイメージ。だけど、いまのぼくにはそれはありえない。追われ続ける山積みの仕事と子育ての暮らしだからね。 でも、そもそも幸せは何だというと、たぶん「達成」ではない。どこ…

山里には、いろいろな達人がいる。学ぼうと思えば、あちこちに師匠がいっぱい。

青木さんは、まったく自力で家を4棟もつくっている。自宅、そば屋、隠れ家的な家、そしてギャラリーだ。ほとんどがホームセンターで購入した部材。ツー・バイ・フォーの作りだ。犬小屋さえ作れれば、家はできるよ、と言うのだが。週に3日はそば屋、1日はチ…

紙のおもちゃ

すばらしい。紙のおもちゃ。お父ちゃんとしては、こういうのを工夫して作っていきたいものだ。あかりがきっと喜ぶだろうなぁ……。 https://twitter.com/twitter/statuses/913011307250454528

世の中さぞや喧しいと思う

小池百合子が「希望の党」代表として、衆院選に出馬表明。都知事の座は投げ捨て、首班指名をねらう。後釜に橋下徹。あるいは、小泉進次郎か。 安倍晋三VS小池百合子。旬は小池百合子にあり。1993年の日本新党ブーム、そして細川護煕内閣の再来になるのか。背…

虫食い栗だけど

虫食い栗は、こうして事務所の前に置いてみた。さっそくエホヴァの証人(ものみの塔)の方、お二人が、選んで持っていってくださった。丁寧にな所所なひとつとってもクリスチャン、さすがと思った。すこし聖書談義も。

裁判を起こしたいと友人が言う

裁判を起こしたいと友人が言う。相手は、大学法人だ。正直、勝てる見込みはない。勝っても負けても、裁判は長くかかる。最低でも一年あるいは二年。さらに控訴すれば、さらに一年と。 「訴状」は受理されて相手方に送達されるだろう。そして、裁判所から原告…

毎日、栗拾いだ

毎日、栗拾いだ。40分で10キロくらい拾う。ルーティン化してくると、億劫ではない。ちょうどいい運動になる。道具も揃ってきた。イガをつかむには、やはり鹿皮の厚い手袋。栗をつかむのは、火バサミよりも天ぷら用のトングがいい。虫食い状態によってA級、B…

若いときに山里に移住するのは、たいへんな先取りだと思う

若いときに山里に移住するのは、たいへんな先取りだと思う。リスクはあるが可能性がたくさん。山里では若い人はよろこばれる。地域に活気がでる。田んぼも畑も、茶畑も、森も、若い人に譲りたいというお年寄りも多い。体力のあるうちに、拡大していきことが…

虫に食われた栗は軽いので浮かぶ

きょうも栗拾い。イガのまま拾って20キロ。これまでの累計は55キロになる。栗拾いも、あと5日間くらいだと思う。そろそろ終盤。とる時期が遅かったので、ずいぶんと栗をムダにした。拾った栗は長靴で踏んづけてイガをこじ開けて、実を取り出す。つづいて、水…

イガのままトングで拾うことにした

栗拾いもなかなか手間がかかる。うちには50本もの栗の木がある。いまの時期は、次々と栗が落ちてきている。イガのまま落ちてくる。イガの裂け目を踏んづけて実を取り出す。あるいは、火ばさみで叩いてこじあける。ときに、イガが指に刺さって痛い。畑にはヤ…

700台ちかくの自転車がやってきた

いっぱーい、いっぱーいとはしゃいでいた。カラフルなスポーツウェアの人がいっぱいいたからだ。「天竜サイクルツーリズム」というイベント。ここ、ほたる公園がサイクリングのコースの中継ポイントになっている。なんと、こんかな山里に700台ちかくの自転車…

日本は文書主義

国会は、事前に質問書が提出され、事前に答弁が作られ、担当大事がそれを読みげるというシステムになっている。総理にしても同様。 原稿は誰が書いているのか。官僚が書くのだ。大臣はそれを読みあげるだけ。官僚たちは、後ろで心配そうに見守る。質問される…

おもしろい遊びを発見してしまった

ずぶ濡れになるので、「これで最後だよ」。そう言っても、「もっかい」(もう1回)「もっかい」(もう1回)とキリがない。公園にある水栓の蛇口を上に向けて噴水。そして止める。すると、上空から大量の水のつぶつぶが落ちてくる。どどどーっと頭の上に。…

やはりショッピングモールだ

東京にいると若い人が多い。夜中の12時だってやたらと人が歩いている。店も開いている。それがあたりまえの風景。山里に暮らすと、日中でもほとんど人は見かけない。若い人などいるはずがない。ほとんど70以降のお年寄り。じゃあ、80万都市の浜松駅の周りに…

栗の中の虫

栗の実が落ちだして、毎日、30分くらい栗ひろいをしている。問題は、実の中に虫がいることだ。うちの栗はまったく農薬散布しないので、虫の入っている確率が高い。市販の栗は、三回くらい農薬散布されたものだと思う。見分け方は、小さな穴だ。穴があいてい…

山里は過疎高齢の世界

山里は過疎高齢の世界。病で倒れる人、亡くなる人、そろそろあぶないひと。身近に多い。きょうは97歳で亡くなった方の家を弔問。特にどこが悪いということではなく、老衰だ。枯れていくように逝かれた。大往生とおもう。今朝、診療所で出会ったOさん(75歳…

歩歩是道場

毎朝のあかりの肩車散歩のコース。あかりの重さがずっしりとかかる。どこに行くというのでもない。ただ歩く。あるく。ゆっくり一歩一歩を味わうだけ。さながら歩く瞑想道場みたいな。歩歩是道場(ほほこれどうじょう)と。公園で肩から下ろす。あかりも、バ…

フルス(葫藘絲 hulusi:ひょうたん笛)が届いた

フルス(葫藘絲 hulusi:ひょうたん笛)が届いた。中国の雲南省で演奏されている笛だ。これは樹脂製。いちおうドレミはもう吹けるようになった。あかりが吹いても、音は出る。ちゃんと音階を出すには、かなり力がいるけど。月に二度、先生について習うことに…

今年は立て看板をつくってみた

栗畑の草も刈った。今年は立て看板をつくってみた。勝手に拾っていく人が、たまにいるからね。でも、看板のタッチは、あんまり厳しくないものにしてみた。予約なんてないんだけど、そういう言い方で牽制してみた。イラストも入れた。これを7本立てる。なに…

なんの音?

なんの音? これは風の音。 なんの音? それは川の音。 なんの音? あれは、とんびの鳴く音。 なんの音? セミの鳴く音。 なんの音? カラスの鳴く音。 なんの音? ブーブー(クルマ)の音。 なんの音? かーちゃんが呼んでいる音。 かーちゃん帰ったよぉ。 …

ひょうたん笛の先生に出会った

これはフルス(葫藘絲 hulusi)という。ひょうたん笛とも呼ばれる。中国の雲南省モンゴル、ミャンマーあたりで演奏されている笛だ。音色が気にいった。しかもわりとラクに吹けそうに思えた。しかし、独学では難しそう。教えてくれる先生がいない。ところが今…

「第三回神社・寺カフェ」のパンフレットに使えるかも

長楽寺を訪ねた。この夏、「三日坊主入門」という子どもたちの修行体験を寺で行った。真誉さんは仏画を子どもたちに教えている。その絵を見たら、なかなかいい。こちらは小4の京崎茉央ちゃんの作品だ。来年、企画している「第三回神社・寺カフェ」のパンフレ…

気賀の長楽寺を訪ねた

ひさしぶりに気賀の長楽寺を訪ねた。あかりをつれて、遊びのような気晴らしのような、そして雑誌の取材も兼ねてであった。お寺にはこんな立派なオルガンが2台も寄進されていた。先日は、オルガンコンサートで100名余が集ったという。空き寺の管理をしてくれ…

稲の状態 たぶん10月に稲刈り

稲の状態。晩稲(おくて)なので、これから花が咲いて実ってくる。完全無農薬でったくの無肥料。土と水の力だけで育ってきている。育ち方のバラつきは、水の温度(田んぼの水もちの差)などいろいろな要素がある。心配していたイモチ病は、なんとか克服して…

草刈り

山里暮らしで絶対な必要なのが、草刈りだ。鎌などでは追いつかない。絶望的広いのだから。畑に空き地に、ブルーベリー園、田んぼ周り。草を刈るスペースは1,000坪以上はある。刈ったらすぐに草が伸びてくる。週一で草刈りが必要になる。なので、ぼくはエンジ…

山里の交通弱者 スクールバスとのわかちあいも

年をとると体調も悪くなる。体の動きも衰える。クルマに乗るのも危ない。山奥にはバスなどほとんどこない。来たとしてもバス停までいくのはたいへん。では、買い物や医者など、どうしたらいいのか。 かつて春野町は、浜松市と合併する前までは、町内ならどこ…

山里暮らしはいいんだけれども、やはり歳をとってくると……

ここからクルマで40分のはるか山奥。駅から片道2時間余。店もなんにもない山奥。そこでひとり暮らししている友人を訪ねた。 かれは畑を耕し川の流れをながめては酒を飲む。ほとんど出かけない。もとより漢文学を学び書物に囲まれ、仙人みたいな人だから、風…

これからステップ2に移る

大学に文書でもって回答してくれるように求めた。けれども、大学は文書の回答など、したくない。で、昨日、大学の副学長と担当の特任教授と面談となった。まずは、事情を聞いてから、というところだろう。大学は関与していない。知らない。勝手にやったこと…

池田氏が、神奈川新聞に寄稿している

池田大作氏は、創価学会と公明党の精神的な中核であり、カリスマそのもの。会員にとっては、いわば戦時中の天皇のような絶対的な存在、それ以上の方。いわば末法の御本仏というのか、御神体のような。 しかし、公の舞台にはもう8年もあらわれていない。はた…