過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

離婚しようとしている人、離婚しそうな人、離婚した人、近ごろ、そういう人が周りに増えてきている。

離婚しようとしている人、離婚しそうな人、離婚した人、近ごろ、そういう人が周りに増えてきている。

うちはたぶん大丈夫だけど、みんないろいろたいへんなんだろなあ。そして「子はかすがい」とはよく言ったものだ。

ぼくの友人のケース。ほんとにみんなそれぞれ。

①「男」離婚して嫁が家を出ていった。しかしも実家で居心地が悪くて、また帰ってきた。子どもと嫁と三人暮らし。しかし、自分の食事と洗濯は絶対にしてくれない。

②「男」嫁が産後ウツ。仕事が忙しくてサポートできなかったことが、ずっと尾を引いている。嫁の怒りの渦に巻き込まれている。
このままじゃ心身の心労が大きい。離婚したら人でなしと言われる。離婚しちゃいけない。つらい。
でもめったに話をしたことのない父親から「おまえも、それじゃあ体が持たないぞ。離婚したっていいんだ」と言われた。「離婚していいんだ」という選択肢のあることで、気がラクになった。

③「女」夫が仕事の能力はあるがカサンドラ症候群アスペルガー症候群であるために、情緒的な相互関係を築くことが難しく、不安や抑うつといった症状が出る)。逃げるように戻ってきた。養育費などいう状況じゃなくて、逃げるのが精一杯。子ども二人。

④「男」嫁が、境界性人格障害だった。瞑想していると突き飛ばされたり、理不尽なことが続いて、離婚しようと思ったが離婚できず。調停から離婚裁判。やっと離婚できて、あの地獄のような日々を思いと、お茶をいっぱい飲めるだけの静かな幸せを味わっている。でも、仕事の景気のいいときだったので、裁判できめられけた慰謝料の支払いが大変。子どもには会わせてもらえない。

⑤「女」夫がアルコール依存と、DV。子どもは三人いるが離婚。慰謝料は裁判所の調停で決めてもらい拘束力がある。いまは、たいへんだけど幸せな日々。

⑥「男」子どもが幼稚園の年中のとき、一緒にパチンコ屋に行き「おい、この道を真っすぐ行った右に曲がれば家だから。じゃあな」と言って別れて、突然、蒸発した。それから、四国遍路したり、山小屋で仕事したりしていた。養育費はサラ金に借りても払い続けた。もちろん子どもには合わせてもらえないし、会ったことはない。

⑦「女」離婚して再婚。「離婚ってたいへんだったでしょう」と聞くと「相手に何にも求めなかったから、すんなりいきました」という。食べものも住む場所もないアテのない暮らし。

いまの夫は「食べ物も、住まいもなんとかしましょう」と言ってくれた。以来、無農薬の農業、無所有に近い暮らし、それでいてたくさんの不思議なネットワークがあり、ミラクルの連続で夫に感謝している。

⑧「男」離婚して自己破産。2歳の娘とふたり暮らし。食べるものもなく、近くの公園ですごす日々。子どもにあげるものの残り物と水だけ。やがて桜に蕾が出てきた。桜が咲きだした。「桜が咲いた、桜が咲いた」とおもわず大声で叫んで踊りまくった。不思議なことに、それから仕事が来るようになって暮らしが成り立ってきた。

⑨「女」子どもは二人。夫が依存症。お酒だったり薬物。警察のガサ入れが入ったりして、子どもはショック。離婚した。夫は、いま服役中。しかし刑期を終えたたら、また訪ねてきそう。子どもにしたら大切なお父さん。彼も子どもに会いたいと思う。またヨリが戻るのは怖い。といって、引っ越すのもたいへん。どうしようか悩んでいる。

⑩「男」子どもが社会人になって親元から離れたので離婚。本人は、地元の帰って母親の介護。子どもの結婚式には、ともに参列することに。お母さん100歳で現役商店主していた。そのサポートも。
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離婚するとどうなるか。

精神的ダメージを受ける。
ワンオペ育児になるのだから、大変。
家事の負担が増える。
親権の獲得が難しくなる。
経済的に不安定。
子どものメンタルや成長への影響が心配。
子どもに会わせてもらえない。
世間体とか親戚があれこれ言ってくる。
離婚の話し合いや手続きで疲弊する。
別れても元夫や親族とのやりとりは続く。
再婚の壁。
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離婚すると、次のような費用がかかる。
財産分与
慰謝料
別居のための引っ越し費用や引っ越し先の家賃
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いっぽう離婚すると、次のようなメリット。
気持ちがスッキリする。
人生をやり直せる。
新たなことにチャレンジできる。
若々しい気持ちを取り戻せる。
我慢しなくて良くなる。
自由な時間が増える。
旦那絡みのことで悩まないでよくなる。
ギクシャクした夫婦関係を維持しないで良くなる。
異性との交際や再婚ができる。
抑圧や束縛から解放される。
新たな可能性が開ける。
 ▽
離婚すると、次のような財産を受け取ることができる。
財産分与
慰謝料
養育費
年金分割
地方自治体等の各種手当(児童扶養手当など)
税制上の優遇措置
生活保護を申請すれば、なんとかやっていける。
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離婚前にやってはいけないこと。
離婚準備を終える前に相手に離婚を切り出す。
不倫する。
証拠を集めする前に相手を問い詰める。
共有財産を隠す、処分する。
子どもを置いて別居する。勝手に家を出る。
浮気や不倫をす。
正当な理由なく別居する。
夫婦財産を隠したり不当に使用したりする。
自分の財産を配偶者に見せてしまう。
一方的に攻撃的な言動をする。

離婚準備には平均して1年程度かかる。離婚するためには、財産分与や養育費、親権者、年金分割など、決めなければならないことがたくさんある。
  ▽
スマナサーラ長老の動画を見ていたら、離婚についてこんなことを語っていた。参考までに。

時間をかけて話し合わなくちゃいけない問題なんですね。ややこしい人間関係のことだからね。

二人とも自分のことしか、考えてなかったみたいですね。奥さんのほうは奥さんの世界を考えて、あなたはあなたの利益だけを考えて、それでは結婚になってないんですね。

自分を抑えて、相手のことを心配することが結婚なんです。「自分のことよりも相手を先に」ということを考えなくちゃいけないんです。ところが、「おれの幸せのために結婚したんだ」というふうに思ってしまうんですね。その場合、離婚になるというのは普通にありうることですよ。

奥さんが「あなたが嫌いだ」ともう決めてしまったら、あなたはそれ以上、頑張らないほうがいいんです。

あなたにできることは、自分を直すことなんですね。

そして、離婚=不幸じゃないんです。

社会関係持ったんだからも面倒くさいんですよ。生きるうえで、そういう人間関係のトラブルというのは、ありうることで。それは不幸ということじゃないんです。冷静でいてください。

あなたはもう一人で生活することを考えて、プログラムを組んでください。それだったら、離婚自体も楽しく離婚できるでしょう。

わかったわかった、あなたを自由にさせてあげます、という話でいったほうが面倒くさくなく楽しく終了することができると思います。

あなたは、一人になるということを築いて、それからお子さんの責任をどうやって果たすのかということを考えたほうがいいんですね。