過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

日本の物流はもうやばいですよ、と

ヤマトさんが宅配便を届けに来てくれたので聞いてみた。

───こんど、日本郵便と業務提携するんでしょ。どうなるんですか。

「細かいものが多くて、ぼくらは忙しくてもまわりきれないんですよ。現場はもう手一杯で限界です。日本郵便さんし、よく受けたと思いますよ。」

───ある一か所に集中宅配所を置いて、それぞれが取りにくるようにしたらいいのかも。ああ、しかし、田舎はそこに行くまでの足のない高齢者ばかり。セキュリティのこともあるし、難しいですね。

「東京でもタワーマンションなど、一階に各家のポストがあるからラクかと思いきや一階のポストは他の宅配業者の奪い合いで、満杯。不在で何度も行かなくちゃいけない。そして、駐車スペースがないのでたいへんです。日本の物流はもうやばいですよ」
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人件費も上がる、ガソリン代も上がる。これから、物流の問題が大きく浮かび上がってくると思う。原油価格は1バレルあたり80ドル前後で、上昇傾向。円安も大きい。新型コロナウイルスの感染者が減少し、経済活動が回復する中、原油の需要が高まっている。産油国は減産。
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2023年6月、日本郵政グループとヤマトグループは、小型の宅配便やメール便日本郵便に業務委託することで合意した。ヤマト運輸は「ネコポス」と「クロネコDM便」を順次終了し、日本郵便へ委託する。また、日本郵便と佐川急便は、小型宅配荷物や国際荷物、クール宅配便などで輸送や集配ネットワークを共同で構築している。

日本郵便は、全国に約24,000局ある郵便局が強み。郵便・貯金・保険を扱う。
2007年10月1日に郵政民営化関連法により民営化された。2012年、郵便局株式会社と郵便事業株式会社が統合されて設立された。