①仏教は仏の教えなので、ブッダ(ゴータマ・シッダールタ)からはじまる。
②ゴータマがいたことは歴史的な事実。
③ゴータマが「悟っていたのかどうか」はわからず。
④ブッダの教えをもとにした教団=サンガのあったことは、歴史的な事実。
⑤国王(アショカ王やカニシカ王)が政治理念として仏教を広めたことは事実。
⑥ゴータマが悟っていたとしても、それが経典として正しく伝えられていたのかどうか。それはわからない。
⑦ブッダのオリジナルの正確な教えはわかりにくい。ただ、四諦、八正道、三法印がコンテクストとして存在している経典群は多い。
⑧ブッダが悟っていようがいまいが、歴史的に実在しようがしまいが、どうでもいいともいえる。
⑨それは仏教じゃないとか、初期仏教とは違うとか、論議しても大した意味なし。
⑩大乗は仏教じゃない、密教は別物だ、日本仏教はちがうとか、新興宗教は違うとか論議するのは楽しい。
⑪ブッダのオリジナルの教えが確かなものとして把握できてはいないのだから、そこから逸脱するとかしないとか、いえない。
⑫それらの壮大な流れそのものが仏教としてみたとき、とてもおもしろい。探求のしがいがある。
⑫結局、自分の生き方の指針、智慧につながっていけば、それは何でもいい。なんだっていい、ということになるか。