過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

助かる命も助からないという事態が起きかねない

医療の現場。コロナ禍にあって、助かる命も助からないという事態が起きかねない。

友人が人工透析中に、大腸から大量下血した。
異常に気づき、救急車を自ら手配した。

しかし、これが簡単に受け入れてくれない。新型コロナウイルスの症状と少し重なる部分があると、待ち状態になる。

自分で病院に来るか、知人のクルマまで来るように言われたという。幸い病院にはさほど遠くないので、なんとか出かけたようだ。

さてそれからだ。PCR検査を受けて、その結果が出るまで1時間半以上。ともあれ、やっと入院できた。

1分1秒でも早く医療機関へと救急車は動く。この山里などは、ドクターヘリがやってくる。病院まで10分だ。しかし、救急搬送されても、そこからPCR検査の結果待ちでずいぶんと待たされることになる。

ちなみに、透析患者は、血液をサラサラにするクスリを飲んでいるので、出血がとまらない。放置すると命にかかわる。血液をサラサラにするクスリをやめると、人工透析が難しい。友人の快癒を祈るのみ。