①同年代の女の子の友だちができた。
②なにごとも「自分で選ぶ」こと。
③好きなことを見つけて集中できればいい。創作の道を歩めばさらにいい。
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子どもたちはせっせと漫画を書いたり、ランの散歩に行ったりお餅を焼いたり、かくれんぼをしたり焚き火したり。女の子ばかりだから、みていると、まるでメルヘンの世界ようだよ。
その流れから、あかりはこの山里にできた「限界集落」というミュージカルの見学に行った。一緒に練習してミュージカルに参加できるといいな。まあ、何事も縁次第だから。
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親として最も大切にしたいのは「自分で選ぶ」ということ。
学校へ行くも行かないも自分で選ぶ、決める。
勉強するもしないも自分で選ぶ、決める。
いい学校に行っていい成績を上げて、ほめてもらおう、いい学校に行こう、いい会社に入ろうなんていう思いはさらさらない。そんな時代はもうとっくに終わったと思うよ。
今は楽しいことを思いっきり深めること。
自分のワザとネットワークで暮らしていく道を探すこと。
なんといっても、楽しいと思うことに集中すること。
楽しければ努力はいらない。毎日工夫する。その視座から人生を見られる。
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お父ちゃんの人生なんか、ちゃんと勉強していい成績取って、いい学校に行っていい会社に行けばいい。会社で依頼された仕事そちゃんとやっていけばいい、みたいな人生だった。
人から褒められる、評価されることが大切だった。
なので、自分が楽しいということを深めなかった。何が楽しいのかすらわからなかった。
そういう人生は楽しくなかった。躍動しない。ネットワークも広がらなかった。
会社をやめてフリーランスになって、それに気がついた。
仏教が好き、宗教が好き、書くことが好き。そこから、仕事もネットワークも無限に広がっていった。何より学びが楽しいと言える。
ただ、惜しむらくは、40過ぎに気がついたってことだけど。まあ、気がつかない人生よりははるかにいいか。
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あかりは、漫画を毎日描いている。自分で漫画の本を作りだした。
女の子たちとせっせと漫画を描いていた。すごい集中力だ。
創作の道に入ってくれればそれはすばらしい。
創作するってすごいこと。創作すると決めてから、一気に世界を見る目は変わるからね。
言われたことをちゃんとやる人生じゃなくて、創作する人生。それを歩んでくれればいい。
やっていて勉強が必要と感じたら、その時から集中して勉強すれば十分に追いつく。
幸いこの山里で学校に行かない女の子の友達が3人できた。3家族で交代でそれぞの家で遊んだり、泊まったりしている。彼女たちは十部に楽しいようだ。これが少しずついろんな子たちが増えていけばまた楽しい。が、今のところこれで十分。
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子どもは、もう人格がきっちりある。そこはたいせつにしたい。
どんな人とも普通にコミュニケーションできればいい。普通に会話ができること。思うことを普通に表現できればいい。
大切なのは、嘘をつかないこと。正直であること。
そのことが自分のお守りになってゆく。これは自分にも言い聞かせている。