過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

行きたいときに校長室に行く。校長は校長で自分の仕事。あかりは、応接机で好きな本を読んだり。勉強したくなったら校長先生が教えてくれる。

図書館にいてもいい。保健室にいてもいい。教室にいてもいい。好きなことをやっていればいい。好きな時間に来て好きな時間な帰ればいい。週一でもいい。いつでもいい。
そんなことになった。
それで、行きたいときに校長室に行くってことを提案。校長は校長で自分の仕事をしている。あかりは、応接机で好きな本を読んだり漫画を読んでいてもいい。勉強したくなったら校長先生が教えてくれる。
------というまさにVIPな関わり方でもオッケーということを確認。
それが実現できたら、生徒のみんなが羨ましがりそう(笑 
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地元の小学にあかりを連れて行った。
担任の先生とのやり取り。保健室で体重身長をはかる。校長と挨拶。校長は快く引き受けてくれた。
「学校の一斉授業はつまらない。時間のムダだし、家で勉強する」ときめた、あかり。
しかし、まあこんどは親がたいへん。だってほら、ずっと家にいるんだよ。相手しなくちゃいけない。ぼくの仕事は、執筆と編集と企画だから、集中力がいる。それが、あかりとやりとりしていると集中力が途切れる。仕事は進まない。
学習など、その気になればなんとでも進められるとは思っているし、最終学歴幼稚園でまったく問題なし。ただ、自分で興味を持ったものに対して深掘りできればオッケー。読書できればオッケー。文章が書ければオッケー。できたら外国語をひとつ。
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いろいろな選択肢がある。
①家は広いので(20〜50人は遊べる)、そのまま開放していろいろな子どもが遊びに来てフリースクール的なことは可能。しかし、なにしろ山里は子どもがいないのだ。
②体育館とかあちこちの公園でプレーパーク的なイベントをして、子供同士のネットワークをつくる。しかし、こちらは時間がない。人集めもエネルギーがいるし、主催者として子どもについていなくちゃいけない。
オルタナティブ・スクール、適応指導教室のようなところに通わせたが、往復2時間余はかかる。送迎しなくちゃいけない。ということで、こちらの仕事ができない。
④廃校を活用してそこに暮らす。そこを子供の「第三の居場所」とする。駅からも町からも近いほうなので、子どもは集まりやすいかも。たくさんは必要ない。最低でも3人いればオッケーだ。この企画は進行中で、月末に決まる。
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あ、そうそう廃校の活用が決まったら、フリスクールを開くことになるけど、「なりゆき学園」という名前にしようかな。これまで、簑島さんが市民立小中一貫校のとして「つらぬき学園」を続けてこられたが11月で閉園。つづいて、「ひらめき学園」をやりたいという方があらわれた。
ということで、じゃあぼくが主催するのは「なりゆき学園」だなあ、という話になった。
世界はなりゆき。なりゆきで瞬間瞬間、ものごとは変化する。
なりゆきにまかせる。なりゆきとともに、つねにいまここを楽しむ。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」出典はイギリス。
You may lead a horse to the water, but you can't make him drink.