過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

そうだなあ、おとうちゃんのスタイルからすると、「なりゆき学園」かなあ

「もしきまればどういう名前にするの?」

──そうだなあ、おとうちゃんのスタイルからすると、「なりゆき学園」かなあ。いや「きまぐれ学園」かも。

「どちらもいいね。でも、“きまぐれ学園”ってのは、どうかと思うよね。やはり、“なりゆき学園”がいい。」

──うん、「なりゆき学園」でいくか。ものごと、宇宙はすべてなりゆきだからね。
瞬間瞬間、変化していく。一つとしておなじことはおこらない。条件が変われば事態は変わる。変わるということに対応していくのが学びだ。

それとね、大切なのは、「自分で選ぶ」ということ。行かされている。決まったことだからやらなくちゃいけない、ではない。選択肢はたくさんある。自分で選んで自分で行う。やらなくてもいいし、やってもいい。そこは自由だ。そんな学園がいいかなあ。

「まあ、それにしても、きまってからだよね。」

──そういうことだ。採択されてから動き出す。ダメだったら縁がなかったということで、またちがった道を探る。進むってことだ。
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簑島淳子さんが運営する市民立、小中一貫校の「つらぬき学園」にあかりはしばらく通っていた。

楽しそうに過ごしていたものの、片道60分ということで、おとうちゃんが仕事できず。

そのうち、簑島さんの体調が優れず、11月で閉園となった。先日は、設立から閉園に至る経緯をGoogleMeetで語ってもらった。
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「つらぬき学園」は、瀬戸市の「ツクルスクール」という一尾さんが経営する市民立、小中一貫校のシステム、理念、志に共振したパートナースクールであった。

わたしも、一尾さんの実践のあり方、実績に大きく影響されている。「ツクルスクール」は。在籍児童80名余、つねに40名以上が通う。来年の1月、一尾さんのお話をGoogleMeetで語ってもらう予定。

すると、その志を継承して「ひらめき学園」を週一でやるという方が現れた。
まだ、会場は未定だが、来年からスタートと思う。
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ぼくも市民立、小中一貫校をつくりたいと考えている。
いつも言うことだが、テコの原理でいうと、娘のあかりが支点となる。親は力点。そして、作用点として現実として動いていくのは、不登校児童、親たち、アーティスト、匠たち、いろいろに地域の人たち。

それにしても、現実的なハコモノがあればの話だ。ジプシーで公民館や行政の施設を使う道もあるが、やはりたいへん。いつでも使える校舎がほしい。

ということで、二俣の近くの廃校を活用する企画を行政に提案しているところ。採択されれば、阿多古川の近くの廃校を10年間、無償貸与してもらえるかもしれない。結果は、12月末だ。きまれば、そこから動き出す。