過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

人との出会いで言葉を覚えていくのがいい


「入れ墨の人たちと仲良くするにはどうしたらいいの」

あかりは言う。

ほとんど毎日、阿多古川で泳いでいる。そこにはブラジル人が多い。で、ほとんど人が入墨している。

とくにいつも泳ぐゾーンの9割は、ブラジル人なのだ。みなさん、明るい。

昨日は、SUPを貸してくれて練習してみた。これがとても楽しい。

──とにかく挨拶を覚えればいいね。日本人には発音しよすいんだよ。

“オブリガード”がありがとうだ。“チャオ”でこんにちの挨拶だ。一つや二つ覚えてるといいね。あとは、ブラジル人が教えてくれるよ。

「昨日一緒に食事したのはベトナ人だよね。ベトナム語は?」

──う〜ん。お父ちゃんは、よくしらない。ちょっと日本人には難しい。ベトナムのお坊さんが、教えてくれると思うよ。

ベトナム人30人と阿多古川でバーベキューしたのであった。お坊さんもきた。ティク・ナット・ハンの弟子でフランスにいる。

こうして、人との出会いで言葉を覚えていくのがいい。友だちができればさらにすすむ。モチベーションとリアリティがちがうからね。それこそ生きた学びだ。