過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

言葉をおぼえることを楽しめればいい。

言葉をおぼえることを楽しめればいい。
ことばがひとつわかると、世界が広がる。
世界が微細に、そして明確になっていく。
そして、人に対して意思をつたえるのは、ことばがとっても有効だ。
だから、ことばをおぼえよう、ということにしている。
「辞書をひく」というよりも「辞書と戯れる」のがいい。
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おとうちゃんは、辞書は必ず赤線を引いてボロボロにするやり方。だが、あかりのマイブームは、国語辞書に付箋を貼っていく。
子どもって、シールとかなにかを貼るのが好きだから、それとワンセット。昨日から今朝まで200の付箋を貼った。
「おとうちゃんきてー」。なんども呼びつけられる。
「ワッフル」ってなあに。ということから、アイスクリーム作りが始まる。
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「わりざんでなあに?」
──それは説明が難しいなあ。いま九九をやっているよね。にさんがろくは、おぼえたよね。
で、そのろくというのは、2の3倍。あるいは、3の2倍ということだよね。というふうに計算するのが割り算だよ。
「ふうん。わからないけど、まあいいや」
──あのね、あかりちゃん。新しい言葉を覚えるよりも、自分がわかっている言葉を、辞書で確認するってというのがいいよ。
というのが朝の会話。いま九九の早口やってる。