過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

これからが、これまでをきめる。

新年雑感。これからが、これまでをきめる。
これからどう行動するかで、過去のストーリーが変わる。
都会暮らし40年、春野に移住して10年。サラリーマン生活、そしてフリーランス。出版と編集。さらには、NPO法人での山里のネットワーク作り。
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とくに春野の過疎地に移住してからは、まちなかと山里を結ぶ定住促進、山里の暮らしをつなぐオープンハウス=人めぐり、異なる宗教を結ぶ神社・寺カフェ、死に方・送り方を考える「看とりとおくり」のトーク
さらには、有機農法の田んぼづくり、山里の鍛冶や竹細工、和紙などの手仕事人などをつなぐトークセッション、インドネシアハラールの食品加工のサポート、古民家の解体など、手当たり次第やってきた感がある。
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思いつきと縁があることをやってきた。新しいことに挑戦する、企画をかたちにする、おもしろいからやってみるというありよう。
かなしいかな、どれも収入を得るという構造ではない。いわば道楽。趣味。お助け。人も雇えない。たくさんのサポートを頂いたが、ありようとしては自分ひとりの頑張りの道。それでは継続が難しい。疲れる。そりゃそうだ。
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けれども、そうした流れから、いまのデイサービスの事業の継承に結びついた。こちらは趣味ではない。生活の糧である。儲かる仕事ではない。いまのところ赤字の予測。しかし、これからのがんばりと工夫で、収入は少なくても安定した仕事になりうる。
さらには、これまでやってきた、いろいろな企画、ネットワークがつながっていくかもしれない。
デイサービスの施設という「ハコモノ」の拠点ができたおかげで(しかも、施設も周囲もすばらしい環境だ)、つながっていく可能性が出てくると思う。
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「すり鉢」の底みたいに、いろいろなつながりが、そこに自然と落下してきて、互いに繋がり熟成されていくかもしれない。
どのように事業が変容するのか、わからない。先のことはわからない。悠々とラクラクの道は期待できそうにない。地獄の道かもしれない。
しかし、これまでの自分の能力、知識、ネットワーク、家族の力、それらを総動員して、事業ができるということの充実感は感じている。あとは、天に「おまかせ」である。