過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こうして、少しずつ会話ができるようになってきている

昼間、あかりをほたる公園に連れて行く。散歩をして、たんぽぽの花を摘んだり、テントウムシを見つけたり。東屋で、くるくると走り回ったり。

「くまさんになあれ」と言うので、父ちゃんは「がおー」。「ぞうさんになあれ」と言うと「パオー」。「きつねさんになあれ」と言うと「コーン・コーン」。「ふくろうさんになあれ」というと「ホー・ホー」。

それぞれ姿を示して鳴き声を出さなくちゃいけない。しっかりなりきらなくちゃならない。最後に「お父ちゃんになあれ」。「はいよ」。やっと戻ることができるのだった。

夕方は、私設のまほろば図書館につれていく。あんぱんまんとおばけの絵本を読んで聞かせる。碁盤に碁石を並べて、バシッバシッと載せていくゲームをした。

あかりがなぞなぞを出す。「こ」がつくものなあに、と聞くので「こま」かな「困ったあかりちゃんかな」と言うと、「ぶぶー。ちがうよ」。「なあに」。「それはね。くまさん」とこたえる。

それじゃあ「こ」じゃないでしょう。というと、「あのね、くまさんは可愛いからいいの」という。

へんてこりんなやりとりだが、まあこうして、少しずつ会話ができるようになってきているのだった。

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