ぐぐっわあぁぁぁぁぁーー。くっくるしい。
バタン。
そして、息を詰めてじっとしていた。
けれども、あかりはなんの関心も示さない。
となりで、せっせと積み木をしている。
──さあ、帰るよぉ。
お母ちゃんがいうと、一緒に帰っていく。
──でも、お父ちゃん、苦しがってたから死んじゃったんじゃないの?
お母ちゃんが言うと、あかりは
「あれ、生きてるよ。ほら、みててごらん」
そういう反応であった。
お父ちゃんは、ひとり畳の上でじっとしていたのであった。