過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

地域にすこし波紋がありそうな予感

この店が今年の2月、自己破産した。大きな重量鉄骨の建物がひとつ、ロッジが10棟、50人以上はいれる食事処。駐車は100台くらい。国道に面している。そばに気田川の清流が流れている。

もう営業はしない。売りたい、処分したいと相談を受けていてた。一部借地なので、返すにあたっては更地にしないといけない。解体には、1千万円以上かかる。なにかいい方法がないかなあ。いろいろな手立てを考えていた。

いちばんいいのは、行政が買って、若い世帯のための町営住宅とか、田舎暮らしのおためし住宅にするとか、寄り合い場にするとか。しかし、行政は関心を示さない。

そうこうしているうちに、自己破産となった。そして競売となり。左ほうのロッジ10棟(それぞれ2DKでキッチン・トイレ付き)が落札。あるキリスト教系の宗教団体であった。

この手のものは、最低入札価格は400〜500万円(10棟で)と思うが。ぼくに資金があったら、活用してみたいなあとは思っていた。が、先立つものがない。活用する時間もない。

この宗教団体、あちこちで競売物件を落札している。布教にもアグレッシブな団体で、けっこう摩擦を起こしている様子。地域にすこし波紋がありそうな予感。まあしかし、過疎地にはあたらしい動きで結構なことかもしれない。しばし観測。