過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

気田川でウナギ釣り

気田川でウナギが釣れるのをずっと見ていた。
あかりは、ウナギが釣れるまでいるという。暗くなるまで見ていた。
ただ、釣れたのは30センチくらいのウグイだった。
あかりがおじさんからもらって、手づかみでもってきた。
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夕方になって、毎日、気田川に水遊びにいくる。
陽が落ちて涼しくて気持ちがいい。

そこへ、ウナギを釣るというおじさんがやってきた。
毎週のように釣りに来て、ウナギを釣る。餌は鮎やミミズだ。
定年退職して、近くの山里に家を建てて余生を楽しんでいるという。
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古老たちに聞くと、かつての気田川は、ウナギがたくさんいたそうだ。
捨て針といって、大きなミミズ(カブラ)を夜に仕掛けておくと、早朝には10匹くらいが釣れた。腕の太さくらいはあったという。

また、鮎などは真っ黒く渦を巻くように遡上してきた。石を投げてもとれるほどだという。いまは、鮎の稚魚を放流して、それを釣るわけだ。

天竜川に船明ダムができてから、気田川にはほとんど魚はいなくなった。気田川は清流だが魚のほとんどいない川となった。日本全国の川がそうなっていると思う。

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