過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

神(天)がメッセージが下りてきたという女性たち

神(天)がメッセージが下りてきたという女性たち。昨日は、ハワイのマウイ島に暮らす女性と、ZOOMでネットテレビ会議。出版に至る打ち合わせ。

きょうは、突然「天竜川」というメッセージが下りて、ホームページで僕のサイトを発見して、電話したという。その移住相談であった。

女性の場合には、あれこれとリサーチして動くというよりも、突然のひらめきや直感で開くことが多い。ときに、神あるいは天、精霊からのメッセージをストーンと受けることがある。

その「聖なるもの」が、はたして「どういうレベルか」は、問われるところだが、ともあれおもしろい。いろいろ聞いていくと、その直感、私心のないエネルギーのびやかさ、明るさに、新鮮な響きがある。

ぼくなど、いつも頭の中に情報やデータがつまりすぎているところがある。そのため、ほんとうに自分でやりたいこと、自分の魂がよろこぶことが覆い隠されている。そうして、ああいそがしい、いそがしいと摩耗しているところがある。

ので、こういう方に接すると、いつもの日常のあり方の見直しをせまられる。

こう暑くては、たまらんなあ。

市の委託事業の報告書、およそ200枚分を完成して提出。これは一つ一つ精査して、オッケーが出るのは半年後くらいかな。

森町と袋井市の議員対象の講演会は、昨日完了。

きょうは、ハワイのマウイ島に暮らしている女性と本作りの打ち合わせ。ZOOMで時間を決めて、ネット電話。

いわば「天」から下りてきたチャネリングの本の部類になると思うが、本は、いずれにしても「切り口」次第。なかなか出版事情がきびしい時代。さてさて、どのように形になるか。

明日から、いよいよデイサービスの開業に向けて申請書類を書き始める。1,000坪の土地の草刈り、ブルーベリー摘みの仕事もある。こう暑くては、たまらんなあ。

なんとか講演会を無事、終えた

 

なんとか講演会を無事、終えたなんとか講演会を無事、終えた。「過疎化の現状と外国人の力と共生」というテーマ。森町と袋井市の議員さんと役人さん、200人が聞いてくださった。

一方的な話は、聞く方も疲れると思う。でも、いろいろ質疑していただいたので、話しやすかった。ただ、やはり偉そうになったかも。早口でしゃべり過ぎたかも。いつもそうだけど、「これでもかー」とたくさん情報をくり出してので、そこが反省。

二次会も招待してくださり、なんとド真ん中の主賓席に。左隣が袋井市長、右隣が森町長。そして、袋井市議長と森町議長、そして袋井と森町の議員の方々。こうした方々は、普段語りあえる機会などないので、貴重なことだ。

議員の方々は、一人ひとりに地域で実力を培って当選した方々なので、お話を聞いていていると、皆さん、とてもおもしろい。まったく初めての人でも、話をしてみると、共通の友人がいたり、親しい人の甥っ子だったり、つながり、共通項いろいろあった。

いっぱいお話ができて、楽しい集いであった。ぼくみたいな者でもこうして、講師に呼んでいただいて、なんともありがたい機会であった。

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天皇の玉音放送があって、それからどうなったか

もうすぐ終戦(敗戦)記念日だ。日本は無条件降伏を受け入れた。74年前のことだ。
天皇玉音放送があって、それからどうなったか。ざっと思いつくままに挙げてみた。

①自決:「生きて俘虜の辱めを受けず」「1億玉砕」「撃ちてし止(や)まん」 「降伏よりも大きな恥はない」と国は教えてきた。しかし、自らいのちを絶った将兵は、全国で350人程度。

②証拠隠滅:連合国が占領に来る前に自分たちに不利になる(責任を追及される、報復を招く)資料は、みんな焼き捨てた。自己保全のために。

横流し: 本土防衛に備えていた日本軍の隠匿軍事物資などは、横領、横流しされてしまう。帝国陸海軍が保有していた全資産の70%が消える。その金額、年間の国家予算ほど。

中国の軍事物資など、児玉機関などは、政界工作に使い、いまの自民党との基礎である民主党(鳩山民主党)の結党資金として提供された。

闇市:全国に闇市ができる。1万か所以上。それをヤクザが取り仕切る。敵艦特攻のために飲んだと言われるヘロインやヒロポンなどの薬物も闇市でさばかれる。死体から剥ぎ取った衣服や毛布さえも売れた。

⑤娼婦:国は、占領軍兵士のための慰安施設を設置する。內務省は全国の警察管区にて指示。終戦の3日目)。 副総理の近衛文麿は、警視総監が指揮をとってほしいと要請。国が娼婦として働く女性を募集する。 東京では一三六〇人の女性が「特殊慰安施設協会」に登録。

皇居前広場」でRAA( (Recreation and AmusementAssociation)の発足式がとりおこなわれ「一億の純潔を護り、以て国体護持の大精神への忠誠を厳粛に誓う」と。「一億円で純潔が守れるなら安いものだ」と後の総理となった池田勇人の言葉。

⑥ギブミーチョコレート:陽気で堂々として米軍がやっくる。最初はみんな恐れたが、子どもたちはチョコレートやチューインガムを求めて、米兵のもとに群がる。子どもたちが覚えた英語は、「ギブミーチョコレート」であり、その次に 「ユー・ライク・トゥー・ミート・マイ・シスター」(僕のお姉ちゃんに会いたいかい?)だという。

⑦パンパン: 米兵相手の売春婦が全国に増えた。その数、数千から数万人。 男の子がGI帽をかぶり、腕を女の子の腕にからませている遊びが流行る。

⑧餓死者:食糧難で餓死者が増える。 降伏から三カ月間の東京で、栄養失調により死亡した人は一〇〇〇人以上。

都会の住民たちが、食料の買出しのために農村地帯に向かう。すし詰めの列車に押し合いへし合いして乗りこむ。 食糧を買いこむために衣類を手放す生活はで、「タケノコ生活」と言われた。

⑨教科書:やがて小学校などが始まる。ほどとんが青空教室。「いままでの教えは間違っていました」として、子どもたちに皇国や戦争美化の考えなどを墨で塗りつぶさせる。教科書はほとんど乗っ黒になる。

⑩英会話本: 玉音放送が終わって何時間も経たないうちに、まもなく英会話の本への需要がふえるにちがいないと思いついて発刊した人がいる。小川菊松という編集者だ。大急ぎで作りあげた『日米会話手帳』は、一九四五年だけでも350万部が売れた。

以上は、ジョン・ダウアー「敗北を抱きしめて」(岩波書店)、アンドルー・ゴードン「日本の200年」(みすず書房)を参考にした。

「過疎化の現状と外国人の力と共生」がテーマの講演会

きょうが講演会。隣町と隣の市の議員さんの研修の講師。役人さんも含めて聞いてくださるのは、200人という。
で、いつものことで、あれれ着ていくちゃんとした服がない。靴も。パワポデータ、レジメもまだできてない。と、慌ている。

「過疎化の現状と外国人の力と共生」がテーマ。

磐田市インドネシア家族のハラール加工所の稼働について、ディファンさんに。
浜松市耕作放棄地を活用して外国人に農業の自立サポートをしている小楠(市民農業の会)さんに。そして、ぼくがインタビューさせてもらう。
ぼくの話よりも、こうした実際的な事例があると立体的になる。

「あなたは、インタビューは上手だと思うけど、自分で話すとき、得意になって〈どうだ〉って偉そうになるから、気をつけてね。態度でかいのは、人として恥ずかしいから。たんたんと話せばいいんだから」。
そのように妻には釘を刺された。

もっとも大切な国民のいのちにかかわる情報について、政府はそれを国民に知らせない

いま表現の自由の問題が騒がれている。けれども、もっとも大切な国民の〈いのち〉にかかわる情報について、政府はそれを国民に知らせない、ということがある。

2011(平成23)3.11による福島原発の事故。それは、まだ続いている。「アンダーコントロール」(安倍首相)では、けっしてない。
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炉心は爆発、炉心は溶融(メルトダウン)した。国際原子力事象評価尺度(INES) において最悪のレベル7(深刻な事故=チェルノブイリクラス、あるいはそれ以上)に分類される。

こういう最悪の事態の時に、政府のありようがわかる。国民の〈いのち〉にもっとも重大な影響を及ぼす恐れのある情報は、意図的に隠蔽あるいは糊塗される。

ベント(放射性物質を外部に排出)、炉心の爆発、メルトダウンは、ほとんど知らせなかった。

不安を煽り、パニックを起こし、混乱させ、その地域の人達への風評被害を及ぼすというのが理由だろうが。既得権益の団体の利害を損なうという理由も大きい。そして、マスコミはそれを忖度して、右へ倣えする。
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SPEEDIの調査結果を、福島県民に知らせなかった。しかし、「米軍には知らせていた」。

漏れた放射性物質がどこに流れるかを即座に割り出すSPEEDIがある。それつかって調査すると、どのエリアに放射能が流れていくのかわかる。

政府はそのデータを持っていた。しかし、避難する住民には一切知らせなかった。放射能が流れていく方向に避難して、かえって被爆した人がたくさんいる。けれども、「米軍には知らせていた」のだ。
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メルトダウン炉心溶融)を起こしていた(123号機のいずれも)。600トンの溶融炉心コリウムが、いまだみつからない。それを発表したのは、事故の数か月後のことだ。

メルトダウン炉心溶融)した核燃料(デブリ)は、圧力容器の底を突き抜けて、行方不明。解けた核燃料は、どこにあるのかわからない。みつかっても、それを回収できっこない。たとい回収しても、安全保管できない。

③核燃料(デブリ)は、地下水と接触して地下水脈を汚染し、汚染水は太平洋に流れ続けている。あと何十万年も続く事態ではなかろうか。

政府は「ただちに健康被害はない」といい続け、 「プルトニウムは飲んでも大丈夫」という御用学者も現れた。
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政府は、大切な情報を隠蔽し、改ざんし、糊塗する。原子力ムラなど既得権益の団体と連携して、不都合なことは「なかった」ことにしてしまう。マスコミは、つまらぬゴシップや芸能ニュース、大相撲や野球を流して、愚民化に拍車をかける。

「需要度に従って仕事をする」それができない

「需要度に従って仕事をする」。これが、すべての基本。
至極ごもっとも。しかし、それができない。わかっちゃいるけど、できない。

できない理由はたくさん。やる気が出ない。まだ時間がある。おもしろくない。暑い。あかりが騒いでる。……などといううちに、デッドラインがくる。脅される。逃げられない。直面せざるを得ない。

やっと必死になる。ああ、やればてきるじゃないか。なあんだ、もっと早く手を付けていればよかった……。

だが、「喉元すぎれば熱さ忘れる」。そういうことの繰り返しの人生だ。

ということで、一年間の報告書がやっとのことで完成しつつあり。いまは、明後日の講演会のレジメ(というか設計図)に取り掛かり中。

マインドマップを使いながら、話す順番とグルーピングしていくのは、わりと楽しい。頭が整理される。「要するにいったい自分は何を言いたいのか」。そこがみえてくる。

この後は、レジメ1枚にして、パワポに画像を入れて、おしまい。……だといいいんだけど。さて、ひとふんばり。

ま、研究発表じゃないので、いい加減でいいんだけどね。いざその場では、臨機応変がいい。でもいちおう、準備はしておきたい。

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創価学会の教義について、まとめたいと思いつつ

創価学会の教義について、まとめたいと思いつつ、あまりに難解なので、うまくいかない。先日、友人とやりとりしたものをもとに、まとめてみた。友人の質問に答える形で書いてみた。

──日蓮の教えは良い波動が出ていると思うんだけど、どうなんだろう。あの不屈の精神は、弾圧をはねのけるために自己防衛的に自意識を高めたのだろうか?

日蓮の波動がいいところは、たくさんの手紙にみられる。弟子に対する思いやりの深さ。そして、駆け引きでなく、純粋に正しい道を歩むところにある。

たしかに日蓮は、自意識がつよいと感じる。自分がつかんだ教えは真実だ、すごいのだという思いが強い。それって、自意識が肥大化したものだと思うけど。まあ、そういう人でないと、布教できないし、佐渡流罪とか、斬首されそうになったり、そんな迫害に耐えられない。

日蓮は、選民思想に通じる。正しい教えを信奉しているのは、自分だけ、自分たちだけ。自分こそが正しい。他は間違っている。糺してあげなくては、という意識が強い。

そして、それらの残滓というか系譜(自分たちだけが正しい。他は間違っているという思い)が創価=公明にあるというのは、認識しておく必要がある。

──日蓮宗日蓮正宗の違いがよくわからない。

大雑把に言うと、 「一神教」(日蓮正宗)と 「多神教」(日蓮宗)の違いみたいなものかなあ。

多神教日蓮宗は、わりと何でもオッケー。「これこそが本尊」というきまりもなく、まあ「日蓮曼荼羅」と「一塔両尊四士」と日蓮像ということになっている。

この相貌を説明するとややこしい。地面から湧き出した多宝塔の左右に、釈迦と多宝如来が座している。またその左右に、上行菩薩無辺行菩薩浄行菩薩安立行菩薩が座す。そして、背後には日蓮曼荼羅。その下には、日蓮像。

その上、鬼子母神三十番神、大黒天、加藤清正など、いろいろな像が安置される。あたかもヒンドゥー教のごとく、諸尊が並ぶ。

──うわー。それは、複雑でわかりにくい。たしかに多神教みたいだ。ところで、創価はどうなるのか。

創価は、もとは日蓮正宗の在家団体であった。顕正会もそうだった。創価は、日蓮正宗の教義から逸脱(いわばヒサシを貸したら、母屋を取られた)したとして、破門された。

しかし、教えは完全に脱却していない。そのため、一神教的に日蓮の表した曼荼羅の複写(江戸時代の日寛という人が書いた曼荼羅の印刷)を本尊としている。その他には置かない。

── 日蓮曼荼羅は、複雑。いろいろな神仏が書かれている。それでいて、一神教なの?

日蓮曼荼羅には、南無妙法蓮華経と書かれた主題を中心に、釈迦と多宝如来。四菩薩、観音や普賢菩薩たち。天台大師や妙楽大師。さらには、天照大神八幡大菩薩愛染明王不動明王も四方には四天王。中央には、……とたくさんの諸尊たちが並ぶ。またまだたくさんあるよ。書ききれない。

これだけみると、多神教みたいだけど、日蓮正宗は、この「曼荼羅だけが尊い」という考え方。

一神教という軸から見ると、日蓮正宗浄土真宗は似ている。浄土真宗は、ただ南無阿弥陀仏のみ。本尊も、南無阿弥陀仏の六字名号か阿弥陀如来。その他のものは本尊にしない。神祇も不拝。

「ひとつの本尊に絞る」という意味で両者は似ている。でも、言っていることは、まるで違うけどけど。

──ところで、日蓮正宗においてお釈迦様の位置づけは、日蓮さんのが上という考え方なの?

日蓮正宗では、日蓮が「本仏」。すなわち、いちばん偉い仏様。究極の仏。なので、釈迦はいわば日蓮の弟子。

日蓮宗では、釈迦が本仏(久遠仏)、日蓮は菩薩(四菩薩のなかの上首、上行菩薩)という関係なので、釈迦が偉い。

──マジ?日蓮正宗、スゴいです!びっくり。そうなると、 日蓮よりもずっと前にインドに生まれたお釈迦さまが、鎌倉時代に生まれた日蓮の弟子というのは、歴史的な見方から、どうしてそうなるの?

そこを論ずると、ものすごくややこしい。神学論争になる。そもそも「法華経」は……というところからはじめなくちゃいけない。

でも、ざっくりいうと、「法華経」で「本地」(ほんらいの姿)を表した釈迦は、じつは「永遠のブッダ」だった。無限の過去のなかで、すでに仏であった。それが、今回、インドで釈迦として生まれた。その「永遠のブッダ」は、無限の過去から、教えを説きつづけてきた。

しかし、無限の過去にいきなり仏としてあらわれれたのではない。じつは、その本当の原因(本因)は、南無妙法蓮華経という教えにある。種にある。その「本因」によって釈迦は「永遠のブッダ」となった。

「南無妙法蓮華経」とは、その源泉、根源、種ともいうべきものである。この「南無妙法蓮華経」によって、釈迦は仏になり、あらゆる諸仏は仏になった。(このあたりは、天台の教義を踏まえる)

その南無妙法蓮華経如来ともいうべき存在が、末法の世に出現し日蓮である。

南無妙法蓮華経と同一なのが、じつに日蓮である。(なぜそうかというと、またややこしい。日蓮は、ひとつ一つ身体的に体験していく。法華経を身で読んだ、という)

まあ、そのようなものすごい論理です。

──ううむ、とてもついていけない。理解を超えている

まあ要するに、自分とこが最高だ、元祖だ、本家だといいたいだけのことかも。理屈はなんとでもつくってことだろうか。

「まほろば文庫」を掲載してくれた

「浜松百撰」8月号が届いた。こないだ取材に同行。春野町の私設図書館「まほろば文庫」を掲載してくれた。この雑誌の創刊は1957年。62年の歴史だ。

 過去の投稿記事。

ichirindo.hatenablog.com

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滝にぶって死んでしまいました。おしまい

あかりは一人でブロック遊びをしながら、物語を紡いでいる。

「たくさんの猫の子どもが生まれました。みんな可愛い子どもだよ。お母さんもいます。おじいちゃんも、おばあちゃんも」
「あれぇ、おとうちゃんは?」と聞くと。

「おとうちゃんは死んでしまいました。もういません」と言います。
「ええ?死んでしまったの? かわいそう」とおとうちゃん。

「おとうちゃんは、川に流されて、滝にぶって死んでしまいました。おしまい」

そんな物語だった。近ごろは、おとうちゃん不遇のものがたりが多くなってきた。
しかし「滝にぶって死んでしまいました。おしまい」とは……。

さきほど、ヤモリを捕まえて一緒な観察。こんな夜に、懐中電灯をもってヤモリの餌になるコオロギを探しに行きました。が、見つからず。

①最低時給をあげよ。 ②非正規社員よりも、正規社員に。しかし……。

①最低時給をあげよ。
非正規社員よりも、正規社員に。
という論議が主流だ。
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①については、10月から、各地域はこんな感じ。
(東京1013円 神奈1011円 埼玉926円 茨城849円 栃木853円 長野848円 山梨837円 群馬835円 新潟829円 福井829円 愛知926円 大阪964円 京都909円 兵庫898円 奈良837円 北海861円 宮城824円 広島871円 山口828円 徳島792円 福岡840円 その他九州・沖縄788円 鹿児島787円)

最低時給が上がると、働くほうは、ありがたい。しかし雇うほうは、つらい。人件費率が高くなってやっていけなくなる。結果、家族が必死で夜中まで働く世界になる。自分たちの時給換算すると200〜300円か。やがて零細はつぶれていく。
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②働くほうは、正規だと安定している。しかし、雇うほうは解雇が難しくなる。仕事がないときでも給与を払わざるを得ない。人件費倒れになってしまう。人を雇えなくなる。零細はつぶれていく。

ほんらいは「自由競争」が望ましい。理想論だが。

むしろ「非正規」のほうが自由に働ける。「最低時給」など決めないで、自由に時給を決めればいい。需要と供給のバランスで決まってくるのだから。
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こんな山里は、仕事がない。なので、時給が低くても、安定した収入はありがたい。ところが、最低持給を決められると、人を雇えない。最低時給を下回って雇えば、労基署から注意される。そして、事業継続できない。仕事はなくなる。雇用もなくなる。

このあたりの解消は、地域によっては、差額の補助金みたいなかたちになるのかもしれないが、そうなると、これまた報告書やら不正請求やら、いろいろややこしいことになる。
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もひとつも「名ばかり正社員」という問題はある。正社員だが、サービス残業ばかり。有給も取れない。ブラック企業

ぼくも、サラリーマン時代、土日出勤、深夜まで働いた。自発的に残業代は40時間にしていた。ほんとは100とか200時間していてもだ。

そんなに残業していたら能力がない、とみなされるのが怖かったのかもしれない。もっと堂々と残業代を請求すればよかったんだけど。社内の空気というのか、上司の雰囲気とか、同僚たちの動向とか、そんなことで左右されていたのだった。

日本の行政は、ものすごくITが遅れている

きょう、ある自治体の役人さんとやり取りで感じたこと。
日本の行政は、ものすごくITが遅れている。たぶん行政は、全国どこもそうかしれない。そして、中国や香港シンガポールにどんどんと遅れを取る。アメリカにはもとよりだ。

セキュリティ、個人情報の漏洩を恐れるあまりITがロックされる。そして、役職がえらくなると、データ管理は部下にやらせるので、ますます自分ではできなくなる。
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かつて都庁を訪ねた時(20年くらい前)、当時は、ローカル処理ではなくて、大型コンピュータ管理(バッチ処理)をしていた。大型コンピュータ室が別の階にあって、そこはシステム担当者じゃないと入れないことになっていた。都庁の役人は、ほとんどパソコンに疎かったことを思い出す。

厚労省の役人に罪を被せようとして、証拠隠滅罪で逮捕された広島地検の検事がいた(懲役1年6ヶ月の判決)。2010年のことだ。検察が証拠捏造というのは大して驚かないが、厚労省の仕事のデータ管理が「フロッピーディスク!」というのには、驚かされた。
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そこへいくと、こちらはなんでも一人でやらなくちゃいけない。山里にいると近場では仕事はないので、ネットで全国各地と人とやりとりする。となると、ITに頼らざるを得ない。文章作成も音声入力だ。

メールひとつとっても、Gメールをつかえば、迷惑メールの99%は振り分けられる。ラベル機能を使えば、仕事の内容、頻繁にやり取りする相手、いま仕掛りの仕事の分類がラク

さらには、固有名詞で検索すれば過去5年、10年に渡るメールが瞬時に検索できる。自分が添付したデータ、作品、原稿などがそのままCloudの中で保管できているので、よみがえらせることができる。
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GoogleのCloudを使えば、スプレッドシートもドキュメントも、遠隔地のと共同で仕事ができる。いわば自分のパソコンを、Google化していくわけだ。Googleに全て、支配されているとも言えるが、もうそれは仕方がないことで。

また、ZOOMを使えば、150人と会議が同時にできる。いちいちみんな集まって会議をしなくても、ネット会議で十分なケースが多い。さらには、チャットワークなどをつかえば、自由にやり取りができる。ニコ動を使えば、リアルタイムに放映が可能だし、文字の音声変換によるやりとりがリアルタイムにできる。
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いや、直接、会うことが大切なんだよ。そう言われる。それはわかる。しかし、ぼくなどは、浜松の駅まで往復3時間、こないだの静岡の会議は電車だと往復6時間余。

それでいて、会議そのものは、ほとんと伝達だけという哀しさはある。ま、帰り道、和紙の店、骨董品屋に寄って楽しかったから良かったけれども。

「れいわ新選組」に期待するところ

「れいわ新選組」に期待するところ

以下は、参院選のれいわの候補であった安冨歩さんの文章から。この方の文章はわかりやすくて深い。
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投票率が五割を切った参院選は、日本という国民国家の構造的劣化のひとつの表現であった。

そのなかでその構造的危機からの離脱の方向性を示したのが、「れいわ新選組」という現象であった。
(中略)
人類社会の目標にして原理は、子どもを守る、であったはずなのだ。

そのことを忘れ、大人が、大人による、大人のための、大人の政治を行い、大人の間の利益配分を争っていることが、そもそもの間違いなのだ、と私は考えている。

それゆえ、「富国強兵から、子どもを守る、へ」ということが、その回答となる。

「富国強兵から、子どもを守る、へ」ということが、その回答となる。

具体的な政策や制度の問題は、この原理の転換を行わない限り、さほど意味はない、と私は考えている。

すべての子どもにお腹いっぱいご飯を食べさせ、安心して寝るところを用意し、親からも教師からも誰からも脅かされない状態を何としても作らねばならない。すべての話はその後にすべきである。

それゆえ、私は、れいわ新選組が考えている政策にも、特に反対はしない。まぁ、政策なんかどっちでもいい、と思うからだ。

とはいえ、全体の方向性として、安倍政権・自民党の目指す富国強兵路線には完全に反対であり、既存の政党よりも、れいわ新選組が、「子どもを守る」という方向性に近いと考える。
(中略)
れいわ新選組は、無縁者の集まりであり、その無縁のエネルギーが、ガチガチに固まって人間を閉塞させている有縁の世界に、風穴を開けつつある。

人々の支持を集めているのは、その風穴から、空気が吹き込んでおり、息ができるようになったからだ、と私は考えている。
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(内側から見た「れいわ新選組安冨歩の文章より一部引用)
https://anmintei.net/a/688

おとうちゃんは、仕事の歌でいいの。仕事

あかりが、アンパンマンの歌などをうたう。
おとうちゃんも一緒に歌うと、「ダメー」と言われる。
「どうして?」
「これは、こどもだけの歌だから」
「じゃあ、おかあちゃんは?」
「おかあちゃんはいいの。女の子だから」
「じゃあ、おとうちゃんは、なにを歌えばいいの?」
「おとうちゃんは、仕事の歌でいいの。仕事」

おとうちゃんは、仕事ばかりしていて、ちっとも遊んでくれないと言われてる。あかりは、一昨日、4つになった。

友人に占いをしてもらった。「星平会海(せいへいかいかい)」という技法

友人に占いをしてもらった。「星平会海(せいへいかいかい)」という技法である。「インド占星術」と「子平」を組み合わたものだという。

見立てによると、基本的な性質、性格、資質についてはかなりあたっていてた。
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「好きこそものの上手なれ」の通りで、好きなことを仕事や生き甲斐にするタイプ。 ものごとをよく考え、深く考えて哲学を好み、真理・真実の探求を好む。

神秘的なことに興味関心を抱く。 スピリチュアリストで、神を信じる、祈ることに抵抗を持たないタイプ。
援助運があって、人から恩恵を被るタイプ。先輩や目上の引き立てを受けやすい。

相手の意向を素早く読み取って、臨機応変に対応できる才能がある。人との出会いや人間関係を大切にし、交渉、折衝、仲介など人と関わる方面に才能があります。折衝能力と人間関係を構築する能力がある。相手が喜ぶことがモチベーションになりやすいタイプ。

変化のある仕事や新しい分野の仕事に向いている。日々忙しくなるか、忙しいことを好むところがある。

世間一般の常識にとらわれない自由な職業と縁がある。奉仕、ボランティア、祈りを好み、これらを行うことで「ほどこし」の徳をつちかう。
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人生遍歴を見ていくと、わりと符合している。

〈1969 年 5 月 15 日~1969 年 12 月 14 日(16 才):健康面などでアクシデントに遭いやすい時期の暗示〉

交通事故:まさにこの年の春と秋に、2度も大きな交通事故に遭っている。自転車の横断中、クルマにはねられ、その勢いでフロントガラスに頭からつっこみ、ガラスを頭で割って室内に入ってしまったほどの衝撃。

さらに半年後、急峻な坂道で自転車から落ちて、頭を打って意識不明。そのまま救急車。そのことで、現在も後遺症(不眠症など)があるが、祈りとか瞑想とか仏教との縁ができたきっかけとなった。
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〈1994 年 7 月 27 日~1996 年 1 月 26 日(41 才~43 才)
この時期は仕事面で突然の変化ハプニングが起きやすい時期だった暗示〉

会社やめた:仕事では、ドイツやイギリスの担当となり、海外の物流のコストダウンのプロジェクトで勢いに乗っていた。42歳のとき、事業部の縮小と上司の左遷で、別の部署に。社員持株会のマニュアル作り、株主総会の運営という仕事を、相性の良くない上司のもとで行う。で、一年で退職。

次の会社に移るが、半年後、友人に頼まれてアートセラピーのプロジェクトの立ち上げに移る。でも、やはりうまくいかずにやめた。

以来、さてなにをやろうかと試行錯誤。なをやりたいのかみえない。塾の先生?台湾で日本語教師?お坊さん?真珠の養殖の仕事?インドで暮らす?陶芸家?……など、しぼり切れず。
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木星期(44 才~60 才)...1997 年 2 月 12 日~2013 年 2 月 11 日/幸運期:宗教やスピ リチュアルを深く考察し、熱心になりやすい時代。哲学、真理の追究・探求、と ことん考えるといった思索活動のほかに、グルや精神的指導者を求める、神さまを信じる、祈り に惹かれるといった宗教性、占星術、心霊、オカルトにも興味を抱きやすい時代〉

編集の世界に:たまたま、新聞で、編集プロダクション(仏教と神道の書籍、雑誌づくり)の募集を見て応募。そのまま、本作りと雑誌の取材と映画作り。でも、一年でやめてライター&編集者として独立。

フリーランスで食っていけるか心配な時代。しかし、ありがたいことに、次々と本の企画か通ったりお寺や大学や都の新聞制作、ゴーストライター医学書作りの仕事をいただく。

スピリチュアルなワークショップ:アートエナジーというワークショップを作り、ヴィパッサナー、アフリカンドラム、気功、カバラ占星術、OSHOのメディテーションなど、スピリチュアルなワークショップを企画運営。精神世界のネットワークが大いに広がった時代。原始仏教や精神世界の探求だけは飽きずに続けていく。
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〈◆2013 年 2 月 12 日~2016 年 2 月 16 日/(60 才~63 才)土星-土星期:新しいダシャーとなり、心の有り様、感じ方、環境、人間関係などが変わりやすかった時期。また新しい気持ちで意欲的になる時期〉

田舎暮らし:57歳で、東京暮らしから春野で、田舎暮らしをはじめた。だが当初の、のんびり田舎暮らしではなくなった。新しいことが好きなものだから、行政に提案しては山里の魅力発信事業を始める。

定住促進、無農薬の田んぼづくり、春野人めぐり・北遠山里めぐり、神社・寺・教会カフェ、看とりとおくりのトークイベントなど、とにかくいろいろな企画に手を出してはいった。

さらには、子どもを授かって結婚生活。田んぼをやったり、ブルーベリー園など。土星期ということで、まさに現実生活、突入時代に入る。
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〈2018 年 10 月 26 日~2019 年 12 月 5 日(65 才~66 才)/土星-ケートゥ期:やや逆風を感じたり、心身に身にトラブルが出やすいなど、冴えない 感じを抱くときもある〉

冴えない時代:まさに、体調がすこぶる悪し。不眠症が続く。痩せてきているし、元気は出ない。というのも、あれこれと手を出しすぎて(今年だけでも、空き家の解体、ハラール食品加工場のサポート、デイサービスの事業の継承準備)など、収集つかず。超低空飛行というのが現在のところ。
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〈2019 年 12 月 5 日~2023 年 2 月 3 日(66 才~70 才)/土星-金星期:この時期は大変幸運な時代。運勢が急上昇し、誰かの引き立てを受けるなどをして、突然、 素晴らしい出会いがあるとか、業務と出会う〉

新規事業に乗り出すとこ:いまデイサービスの経営の継承に乗り出すところ。居抜きで建物、スタッフ、什器備品、クルマもそのまま譲渡してもらう、スタッフもそのまま。9月から継承の運び。本日、その三者会談。

友人に、この占いの「誰かの引き立てを受けるなどをして、突然、 素晴らしい出会いがある」と言うと「それこそ、それはオレのことだよ」と言っていた(笑)。

20年来のつきあいだけど、過去のいろいろな裁判、いまのデイサービスの立ち上げ、地主との交渉、いろいろ大きく頼りになっている存在。
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土星期(60 才~79 才)...2013 年 2 月 12 日~2032 年 2 月 11 日/大幸運期:土星期はラージャヨーガ・カーラカであり、アセンダントの金星とも絡んでいるので、最大 の幸運となる時代の暗示がある。元々運の強いところや僥倖に恵まれる傾向がある。この時代も僥倖に恵まれて、多くのことを実現できる時代。木星期と異なって、土星期は現実に生きることが多くなり、奉仕、ボランティア、NPO、介 護、医療、海外、法律、政治、ペットという事象と縁が生じる暗示がある。〉

木星期と異なって、土星期なので、まさに現実に生きる時代。子育てやら家庭生活に、暮らしの糧つくりに、どっぷりの時代。インドだのバリだの瞑想だのいっておれない時代がいまこれから。

「現実に生きる」「日常、現実から学ぶ」というあたりまえの時代を生きて、死んでいく。
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以下、晩年の流れ。

〈水星期(79 才~96 才)...2032 年 2 月 12 日~2049 年 2 月 11 日/幸運期:水星期も幸運な時代。知的活動とコミュニケーションが活発になる時代。また 専門性の分野(たとえば著述業、ライター)で活躍できる暗示。幸福感とともに安心感のある晩年。研究・探索とコミュニケーションに関する能力に優れていて、これら両方 を満たすことに楽しさや喜びをおぼえる。占星術でみると、奉仕、ボランティア活動を行ったり、神への祈り、誰かの幸せを祈ることを好み(適性があって)、これらを行うことで徳を積む〉

こうしてみると、デイサービスの仕事に乗り出すことになったのは意味があるかもしない(やりたいとか、やってみようということて始めたわけじゃなくて、友人サポートしていく過程でそうなった経緯)。

まあ、人生、なにがあるのかわからない。なにがあっても、それはそれで生きていく。それにしても最大の幸運となる時代の暗示というので、すこし安心してもいいのかなというところ。