過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

滝にぶって死んでしまいました。おしまい

あかりは一人でブロック遊びをしながら、物語を紡いでいる。

「たくさんの猫の子どもが生まれました。みんな可愛い子どもだよ。お母さんもいます。おじいちゃんも、おばあちゃんも」
「あれぇ、おとうちゃんは?」と聞くと。

「おとうちゃんは死んでしまいました。もういません」と言います。
「ええ?死んでしまったの? かわいそう」とおとうちゃん。

「おとうちゃんは、川に流されて、滝にぶって死んでしまいました。おしまい」

そんな物語だった。近ごろは、おとうちゃん不遇のものがたりが多くなってきた。
しかし「滝にぶって死んでしまいました。おしまい」とは……。

さきほど、ヤモリを捕まえて一緒な観察。こんな夜に、懐中電灯をもってヤモリの餌になるコオロギを探しに行きました。が、見つからず。