過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「れいわ新選組」に期待するところ

「れいわ新選組」に期待するところ

以下は、参院選のれいわの候補であった安冨歩さんの文章から。この方の文章はわかりやすくて深い。
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投票率が五割を切った参院選は、日本という国民国家の構造的劣化のひとつの表現であった。

そのなかでその構造的危機からの離脱の方向性を示したのが、「れいわ新選組」という現象であった。
(中略)
人類社会の目標にして原理は、子どもを守る、であったはずなのだ。

そのことを忘れ、大人が、大人による、大人のための、大人の政治を行い、大人の間の利益配分を争っていることが、そもそもの間違いなのだ、と私は考えている。

それゆえ、「富国強兵から、子どもを守る、へ」ということが、その回答となる。

「富国強兵から、子どもを守る、へ」ということが、その回答となる。

具体的な政策や制度の問題は、この原理の転換を行わない限り、さほど意味はない、と私は考えている。

すべての子どもにお腹いっぱいご飯を食べさせ、安心して寝るところを用意し、親からも教師からも誰からも脅かされない状態を何としても作らねばならない。すべての話はその後にすべきである。

それゆえ、私は、れいわ新選組が考えている政策にも、特に反対はしない。まぁ、政策なんかどっちでもいい、と思うからだ。

とはいえ、全体の方向性として、安倍政権・自民党の目指す富国強兵路線には完全に反対であり、既存の政党よりも、れいわ新選組が、「子どもを守る」という方向性に近いと考える。
(中略)
れいわ新選組は、無縁者の集まりであり、その無縁のエネルギーが、ガチガチに固まって人間を閉塞させている有縁の世界に、風穴を開けつつある。

人々の支持を集めているのは、その風穴から、空気が吹き込んでおり、息ができるようになったからだ、と私は考えている。
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(内側から見た「れいわ新選組安冨歩の文章より一部引用)
https://anmintei.net/a/688