過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

田舎暮らしのほうが断然に面白いのだが失敗事例もたくさん


都会よりも田舎暮らしのほうが断然に面白い。人との深い交流ができる。畑や田んぼ。木工。ニワトリやヤギの飼育などに挑戦できる。

しかし、田舎にはなんといっても「仕事がない」。そして、たくさんの空き家があっても貸してくれない。地域の付き合いとか閉鎖性とか。いろいろな課題はある。

注意点

①自分で仕事を作れる人でないと暮らしは続かない。ただ、家賃などかなり安く抑えられる。自作農すれば、支出はかなり減る。若ければ仕事は、ニッチな分野でいろいろ作れると思う。その人のワザとコミュニケーション能力にも依るが。

②森のあるのがいい。だが、杉や檜の人工林では、生物多様性がないのでつまらない。風情がない。なんといっても、ブナとかコナラとか、広葉樹の森のあるところがおすすめ。

③きれいな川があるといい。泳いだりカヤックができれば最高。ただ、川に魚がいるかどうか。ダムができたために魚が遡上しなくなって、魚のいない川が多いのは残念。

④温泉があるところがいい。どんなに疲れても、気が滅入っても温泉があれば、心身ともにリラックス。友人が来ても、一緒に行けば楽しい。

⑤駅やショッピングモールから30分ぐらいの所がいい。うちは浜松駅まで往復3時間、遠すぎる。イベントをやるにしても、まちなかからきてもらえない。

⑥過疎地は子育てにはいい環境だ。自然が豊か、幼稚園や小学校は1学年で10名以下。目が届く。しかし、未就学児の場合、祖父母や親戚が近くにいないので、親に負担がかかる。うちの山里は保育園はない。子ども同士が遊ぶ機会がない。近くに子どもがいないからだ。すると、やはり親に負担がかかる。

⑦近頃の異常気象、ゲリラ豪雨などで、土砂災害、道路陥没、橋が落ちたり、川の増水など、リスクはある。

「知っておきたい残念な田舎暮らし」というテーマで、事例をたくさん集めておきたい。とくに失敗事例が学びになる。
Facebookでグループを作ったり、GoogleMeetで語り場を作ろうかと思う。