過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「さっき」があるから「いま」があるんだよね

あかり:「さっき」があるから「いま」があるんだよね。
おとうちゃん:そうだよ。「さっき」があって「いま」がある。そうやって続いていくんだ・
あかり:でも、「いま」は「いま」しかないんだよね。
おとうちゃん:そう。人生は「いま」しかないんだよね。「いま」だ。
あかり:時は戻らないからね。巻き戻せないんだよね。
それってどんだけ本を読んでもわからないんだよね。おとうちゃんみたいにいろいろ勉強したって、宇宙のはての「はて」の「はて」なんか、わからないからね。
おとうちゃん:おお、あかりもすごいことを言うようになってきたね。将棋もいつのまにか強くなったよ。びっくりした。
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あかりと毎日、将棋をやっている。朝は3局、夕方は3局。算数の勉強よりも、ずっと楽しそうだし、ロジカルシンキングを鍛える。
あかりと将棋を指していた時、松尾さんからメッセンジャーのコール。ネパールのカトゥマンドゥからだ。紹介した吾郎君の店からであった。
吾郎くんは、ネパールでレストランを経営し、「新体道」を大勢の子どもたちに指導している。そして国家プロジェクト的な展開で有機農業を推進している。
松尾さんも有機農業30年余だ。「自給自足的ノーテンキな農的生活と言っている。松尾さんがインドでクリシュナムルティの講話に出ていたときの体験を語り合っていたという。
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吾郎くんとインドを旅したのは、30年近く前のことだ。9月のナボラートリでヘラカーンとチリアノーラのBabajiのアシュラムに行ったのであった。
いろいろ不思議な出会いがたくさんの人生だなぁ。