過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

口頭弁論も10回目になる。

口頭弁論も10回目になる。
裁判官から前回の口頭弁論で、「そろそろ和解しませんか」といわれていた。弁護士も年内に決着したいようだ。

しかし「和解はしません。理由はこれこれ」と文章で連絡しておいた。「もしも和解するとしたら、これだけの費用を」と。
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それで、昨日は裁判官から、個別に再度の確認。
次に弁護士をよんで、裁判官のもとで三者でやりとり。

「こちらは、弁護士を雇ってやとっていませんから、一年でも二年でも続けられます。不服な判決が出たら控訴しますし」と伝えておいた。
ということで、年内にあと二回の口頭弁論。
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状況証拠でこちらが有利であっても、事実の証拠を示せなければ、こちらが不利になることはもとより承知。

訴訟の構造上、事実があったことが証明されなければならない。提出した証拠で主張の事実を証明できるなら、裁判所はこれを採用する。

こちらは、事実を示すのが難しいわけだ。なので、なんとか、事実を裏付ける証拠を示そうとしている。すると相手は、その信憑性がないということを主張立証する必要がでてくる。反論しないと、証拠として採用されてしまうからだ。
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そして、相手が反論してくる。そこに、矛盾、不自然、曖昧な点が出てくる。ほころびがでてくる。
すると、そこを衝いていくというのがこちらの戦術。
一点の曖昧さを衝くことによって、相手の証拠全体を衝き崩し、裁判官の心証形成をこちらに有利にするという戦術である。

まあ、こんなかんじの応酬で裁判は進む。そして、ある時点で、証拠が出揃った。双方の言い分も尽くしたということであれば、裁判は打ち切られる。
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ある時点で、裁判官から「陳述書を出しなさい」ということで、これまでの経緯、自分の心情などを書いて出す。そして、判決がくだされるということになる。

まあ、来年の3月くらいかなあ。不服なら控訴と。相手は疲れるしまうと思うけれど。