過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

明日は弁論準備手続だ

訴訟を起こしている。問題なのは、裁判に勝っても、相手にお金がないと「無い袖は振れぬ」でアウト。相手の財産を差し押さえて競売にするってなことは、じつにたいへん。
なので、予め勝訴にそなえて「仮差押」(かりさしおさえ)する。相手の預金口座や不動産をロックしてしまうのだ。しかしこれは、簡単ではない。裁判所に仮差押の申立を行い、書面を準備し、さらには裁判官との面談がある。
で、先月、裁判官と面談の結果、証拠が揃っていないので、時期尚早と軽く一蹴されたのだった。
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裁判というのは、書面の出し合いで進められていく。月に一度、書面を出して、反論を重ねていく。そして、証拠も出揃い、争点が明確になった時に、判決がくだされる。それまで、少なくとも1年以上はかかる。
裁判官は、いくつも訴訟を抱えているので(多い人は100件くらい)、なるたけ早く済ませたい。そのために、判決を下すよりも、和解してくれたほうが「一件落着」となるわけだ。それで、裁判官は「和解しろ」と迫ってくることが多い。
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こちらは安易に和解はしない。相手が証拠にだしてくる事実と事実を突き合わせて、その矛盾点を衝いていく。相手は、ひとつ嘘をつくと、次々と嘘を重ねざるを得ない。その矛盾を衝いていく。
相手の出してくる証拠には、自ずと矛盾が生じてくる。そうなると「このままでは、裁判官の心証形成に不利」と気がつくわけだ。その時点で、有利に和解に持ち込むという戦略だ。
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きょうは、準備書面(相手の答弁書に対する反論)を書いて裁判所と相手方の弁護士事務所にFAXした。
で、明日は弁論準備手続だ。裁判官と相手方の弁護士とラウンドテーブルを囲んで、今後の裁判の方向性、和解するつもりがあるのか、どこまで譲歩できるのかなど、話し合うことになるんだと思う。
いつものように、ものごとをよくわかって進めているわけではない。行動しながら、実地で体験し学んでいく。それでも、これまで裁判は負け知らずの三連勝。さてさて。