過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

東京一極集中。外国人の活躍。グローバル企業。田舎は高齢化と人口減で、活力は失われていく。

山里にいると都会の事情に疎い。出会うのは老人ばかりである。活気というものはない。店もない。大学も美術館もない。

ときおり1時間半かけて町中に出るのだが、浜松の駅周辺は、かなりさびれている。賑わっているのは、イオンのような郊外型のショッピングモールである。地方都市の多くはそうなっていると思う。

そうしてたまに都会に行くと、あたらめて気付かされる。まず人がいっぱいということ。それも若い人が多い。夜中でも歩いている。ああ、ほとんど東京の一極集中なんだなあと感じる。

これだけ人がいたら、仕事の機会があるだろう。なにかビジネスを始めるにしても、可能性があるだろうな。

仕事があるということ。自分の力を発揮する可能性があるということ。これは魅力だ。そして、田舎にはない「文化」がある。なので若者は、都会を目指すだろう。

そして、外国人の多さだ。コンビニや外食に入ると、その名札を見ると、かなりのスタッフが外国人だ。若いし、ちゃんと対応できている。

友人に聞くと、日本人よりも意欲的に働くという。日本の若者は、スマホとゲームばかりやっていて、あまり働かないという。意欲がハングリー精神が違いすぎるという。

宅配便がカートで宅配している。ちらっと見ると、ほとんどがAmazonだ。ぼくも、山里暮らしにはAmazonが欠かせない。Amazon+宅配便ということになる。Amazonがもう販売ネットワークを支配している。そして欠かせないのは宅配便。

ということで、東京一極集中を感じる。外国人の活躍が伸びていく。グローバル企業が伸びていく。田舎は高齢化と人口減で、活力は失われていく。そうして、やがて東京もまた、高齢化の波が訪れる。