過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

(2)外国人との共生

(2)外国人との共生

過疎高齢化の山里で起こりつつある(?)、外国人のなりわいの道について、紹介させてもらう。

インドネシア家族のハラル食品加工場での動き

1月から動き出した。村人とも交流して歓迎された。加工所を借りる契約も結び、さあいよいよ本格稼働という矢先、暗礁に乗り上げ、ついには撤退という流れ。
しかし、その加工所は、行政による補助金の施設であり、規定には、「目的に反して貸してはならない」とあって、「待ったがかかった」。
「目的に反しないどころか」かえって、過疎化の村の活性化、地場産品の海外展開になる道なのに。しかし、行政は動かず。

②行政とのやりり

「規定」をめぐって、国と県と市と集落の対応のやりとり。いかに、行政との対応に時間がかかり、ブレーキとなっているかの事例。
さらには、過疎地にあり使われず処理に困ってい有休施設(補助事業で建てられものた)はどうなるか。活用されず、ついには解体されていく運命にある。なんとも、もったいない。
外国人に活用してもらう道はないのか。

③山里でも浜松の遠州灘の近くでも、耕作放棄地は広がる。農家が高齢化しており、農業では収益が上がらないことが要因だ。
NPO法人市民農業の会」など、それを市民、外国人に貸し、農業を教え0。そして、数年後には、フィリピン人が独立して借金も返し、土地付きの家も購入したという事例も聞いた。

④知り合いの山里のデイサービスでは、 いまミャンマーに技能人実習生の面接に行っている。
人手不足のこの世界。 介護の人材確保に海外に人を求める。言葉の習得、住まいの確保、教えるためのインストラクーなどは、どうするのか。そのことも取り上げたい。

⑤こんな山里に、使われなくなった農機具など、廃品の金属を回収に来てくれるペルー人がいる。昨日も電話があった。人柄がいいので、客は増える。地元に倉庫を貸してくれる人も現れた。ぼくも、空き家解体の時に、働いてもらった。

⑥友人の農家は、桃を栽培し販売している。雇用しているのは、ほとんどが外国の人である。 日本人だと、なかなか扱いづらい人がやってくる。コミュニケーションが取りにくい人が多かったりする。その点、外国の人の方が勤勉だという。(続く)