過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

外国人の勢いを感じた

話を聞いていると、外国人の勢いを感じた。会員の半分は、なんと外国人になってきたという。国籍は、ブラジル、ペルー、フィリピンなど。
1年目には農業を教え、2年目は自分たちで土地借りて進めていく。3年目になると、一家の主人の方は会社をやめて、農業に専念しだす。そして、4年目になると、独立して農業でやっていける道がひらけていく、というのだ。
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外国人が農業を始めるという、きっかけはほとんどが口コミ。「教会」のネットワークが一つの情報源である。耕作放棄地を活用して、かれらに土地を貸し、農業指導をするのが、「市民農業の会」である。
これし、ひさしぶりに、「市民農業の会」の小楠さんとやりとりをして聞いたことである。
「市民農業の会」は、浜松の南区で、市民農園を展開している、農業をやってみたい人には、農業を教えるネットワークづくりをされている。かつて2回ほど、その集いで、山里の農業の取り組みについて発表させてもらったことがあった。
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こんかい、「神社・寺・教会カフェ」を主催したみて感じたのは、外国人のひとつの拠点が教会、あるいはモスクだということ。
たとえば「カトリック浜松教会」などは、日曜礼拝に200人も集まる。そして、3分の2は外国人。毎週土曜日には、かれらはホームレスのため炊き出しにボランティアで参加し、子どもたちの学習支援を行っている。
こないだ、天竜区のある山の森をクルマ走ったいたら、突然、巨大な教会が現れた。古くなった会社の研修施設などを買って改修したようた。300人くらいのブラジル人が集まっていた。
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また、春野には、よくペルー人がやってきて、金属の回収をしてくれたり、コンバインやトラクターの斡旋をしてくれる。近くに倉庫を借りて、農業機械を集めて販売もしている。大したものである。かれのクルマに道場すると、マリア様の像がかかっている。
そして、今回は、近くの山里にはインドネシア人家族が、ハラールの食品加工を展開する運びにもなっていた。補助事業による施設「規定」のために、行政から「待った」が入り、離陸できなかったのは残念であったが。
かれらをサポートさせてもらうことで、敬虔なイスラムの生き方も真髄に触れることができたのは、ありがたいことであった。
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近くのケアセンターでは、ミャンマーに介護の技能実習生受け入れ面接に行くという。「ミャンマーはとにかく仏教国ですからね。お坊さんに対する尊敬がすごいです」と理事長に伝えたのであった。
そして、日本の観光客は、インバウンド流れ、勢いはすごいものがある。これからの日本、外国人と共生して、進むという道を歩むことになる。その際、異文化、異なる習慣、とくなに異なる宗教に関する学びが大切と感じる。