過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「寿命をすり減らすような仕事をしているね」。 会うなり、そう言われてしまう

「寿命をすり減らすような仕事をしているね」。
会うなり、そう言われてしまう。

「こんなに頭に邪気がたまるようでは、だめだなあ」。
邪気を抜いてもらった。邪気とは、滞って気の流れを阻害して、疲れと重たさを生むものなんだろうと思う。

「楽しい仕事しかやらない、というがいい」。
──でも、そうは、いかないんですけど。

「それができなければ、仕事を楽しくするように工夫するしかないね。あるいは、人に仕事を頼む。そこを覚えないとね」。
──う〜ん。そこが、また難しくて。そう言うと、笑っていた。

──きっと肝臓が不調だと思うんですけど。
「うん……。しかし問題は腎なんだよ」。それ以上は、言ってくれなかった。しかし、調整してくれた。

──ここのところ、痩せてきて、寒いんですけど。
「痩せているのは、悪いことじゃなくて。むしろ、無駄なものが削ぎ落とされてくる。菜食じゃなくて、肉は食べたほうがいい。そして、筋トレだね。年をとれば筋トレが必要。その前に、ストレッチだね。ストレッチと筋トレを半々やるといい

──そうすると、どういうことになりますか?
筋力がつくと、冷えがなくなる。筋力がつくと、なにかこう底から自信のようなものが湧いてくるようになるよ」。

──いつ死んでもいいような、自分の人生のしまい方、そこが大切ですね。
「そのとおり。ぼくは、いつでもあの世に行けるように、すべて整理してある。それは、10代の頃から死と直面してきたからね」。

整体の達人にお会いして、調整してもらったのだった。おかげで、頭が随分と軽くなった。普段から、肩甲骨をよく動かしてストレッチすると頭の疲れが取れるとも。それから、太陽瞑想法というのを教えてもらう。