過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

遠くからはるばる遊びに来てくれる

こんな山里にいても、遠くからはるばる遊びに来てくれる。きょうは二人。妻とあかりは、カタカムナの能力開発の方が来ていると言うので、そちらに遊びにいった。
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一人は、長野県と接する北遠最北端、水窪(みさくぼ)に暮らして、町おこしに活躍している原邦司さんだ。

ぼくは山里に暮らして9年、「山里起し」みたいな意欲はさほどなくなっている。つまり、縁ある人がやってくればいいという程度。あとは、ネットワークを生かして、個々が豊かな暮らしをすればいいと。

ところが、原さんは、水窪をこうしたい・ああしたい、 「報徳仕法」から有力財界人やらNPO法人のネットワークなど、いろいろ企画しているようだ。

不思議なもので「どうせ、だめな山里」という気持ちも、そういう意欲的な人に出会いと、「うん、おもしろいかもしれない」と心が動くのではある。人は人によって触発される。心意気に動かされるということだ。
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さてもう一人は、大手企業をこないだ希望退職で辞めたFさん。前々から春野に暮らしたいと言う。ああ、ちょうどいい、ひとつの見事な空き家があいたところ。雑木林な囲まれて、見晴らし抜群の高原にある。平屋で暮らしやすい。今度、案内しようかというな話に。

50代なのでまだまだ若い、これからだ。これから10年間、思い切り山里暮らしを楽しめる。しかし、70代になると、やれ診療所が近いほうがいい、駅が近いほうがいいということになるので、あんまりおすすめできない。

古民家を買うもよし、ひと山買って、自分で建てるのもよし。去年ぼくが落札した競売物件も見てもらう。
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あ、そうそう。道の駅で野菜を販売して、なかなか売上好調という話も聞いた。販売力のあるルートを持っていると、山の幸、山の自然な野草なども十分にビジネスになる可能性も感じたのだった。

そんな語り合いをしたのだった。