過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

あかりを連れて近所のおばあちゃんめぐり

朝は、いつものようにあかりをほたる公園で遊ばせる。滑り台では、なんども転んでは挑戦していた。帰りにデイサービス「みんなの家」を訪ねる。皆さん喜んでくれた。書道の先生もいたので、初めての習字に挑戦。もちろんたんなる筆遊びでしかないけど。

夕方、あかりをつれて、別棟の片付けに。2年前にもらった家だが、そのままにしていた。片付けをして、倉庫代わりにするつもり。日当たり、風通りはとてもいい。

ついでに、近所のおばさまめぐり。みなさんひとり暮らし。あかりを連れて行くと、たいそう喜んでくれる。92歳のSさん。昨年、夫が亡くされた。畑に出て、大根と白菜を抜いてくれた。アイガモのためのクズ野菜もたくさんもらってきた。

88歳のMさん。夫を亡くして40年余。今年は、近所の弟さんも亡くした。近ごろ、あやうくオレオレ詐欺に引っかかるところだったという。郵便貯金を下ろしに行く時、局長さんがおかしいと気づいて、送金せずに済んだ。訪ねてくる人もないし、電話番号も変えたので、一人で心細い日々だという。

Yさんは、夫がもう半年も入院している。和服をリフォームしたり、パッチワークしたり、その作品を見せてもらった。こうして、ちょくちょく、あかりを連れておばさまめぐりをしている。