【起きていることが相当な体力を使う】2025.6.11
なぜ人間は寝たきりになるのか。病気になり、歳をとると、やがて寝たきりになり、そのまま逝ってしまう。
なぜか。それは、起きていることが相当な体力を使うからだ。椅子に座っていても、かなりの体力が必要で、死体のようにただ横たわっているのが楽なのだ。
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私も、ほとんどはパソコンでの仕事や、ネットで友人と語らう程度だが、それでも起きていると話をするだけでかなり疲れる。食事とトイレ以外は、横になっているのが楽だ。
だが、そうすると筋力が弱っていく。そのため、起き上がるのがますます大変になる。やがて歩けなくなり、食欲も落ちてくる。こうした負の連鎖が始まる。まあ、歳をとればそれが自然な姿とも思うのだが。
それでも、寝転がるだけの1日であっても、iPhoneがあれば、音声入力でテキストを入力できる。浮かんだ疑問を生成AIに投げかけ、回答を得て、さらに疑問を重ねて探求していく。それは、かけがえのない喜びの世界だ。たとえ寝たきりになっても、スマートフォンのおかげで、表現の世界は十分に広がる。
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私の場合、「特発性間質性肺炎」により、肺の酸素取り込み能力は健常人の5割程度に落ちている。肺の線維化は止まらず、酸素吸収力はどんどん低下していく。
酸素の取り込みが弱いとどうなるか。
少し動いただけで〝はあはあ、ぜいぜい〟と息が切れる。血中の酸素濃度が低くなり、心臓はより多く働かなくてはならない。そのため、心拍数が増える。そうしないと、体の隅々に酸素を届けられない。
心拍数が増えるということは、心臓が頑張って働くということ。すなわち、命が縮まるということだ。
だから、なるべく歩いたり走ったりはしない。できない。
起き上がるだけでも苦しいときがある。だから、パソコンで少し仕事をした後、隣のベッドに倒れ込む。横たわっているのが日常の姿になる。
それが私の生きる現実だ。それを受け入れるしかない。
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寝ていると、森の中では、車の音や人の喧騒は聞こえない。カラスがカーカーと鳴き、シジュウカラが賑やかにさえずる。ときどきフクロウの鳴き声も聞こえる。カエルの声も聞こえてくる。雨音が響き、風が吹くと木の葉がざわざわと音を立てる。センス・オブ・ワンダーで遊ぶこともできる。
