【「ただの冬支度」ではなく、生存のための戦略】2025.11.29
いよいよ本格的な冬がやってきた。この寒さをなんとか乗り越えなければ。それは「ただの寒さ対策」ではない。命を守るための、必死の戦いに入るわけだ。
「間質性肺炎」という難病のために、体重はもう37キロ。肺が線維化して酸素の取り込み能力が落ちているため、心臓や他の臓器がそれを補おうと懸命に働く。
肺活量は30%を切った。これは、酸素の薄い高地で暮らすようなものだ。
体は常に酸素を得るためにエネルギーを消耗するので、痩せていく。筋肉も脂肪も落ち、寒さが直撃する。防御する体力すら失われている身体の脆弱さ。「生きる」という行為自体が過酷な作業みたいなものだ。
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去年は掘りごたつに炭を熾して冬を越した。
あの暖かさは格別だった。しかし、今年はもう炭を熾す体力はない。それに、灰が舞うのが難点だ。肺にも良くないし、パソコンにも悪影響を与える。
実際、去年は灰が原因でハードディスクが一度故障してしまった。
今年は潔く、エアコンで部屋をある程度まで暖める方針だ。
そして、いつものようにシュラフを二枚重ね、その中に湯たんぽを入れる。その上から羽毛布団も二枚重ね。着込むのはダウンジャケット。こうして、空気の層で徹底的に断熱する体制を整えている。
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以前は足湯器を使っていた。だが、足が濡れると動きが制限される。膝が寒いからと布団をかければ、布団が足湯の湯気で湿ってしまう。
そこで編み出したのが、「シュラフ2枚重ね+湯たんぽ」作戦である。これが驚くほど効果的で、一日中ほぼ温かさが持続する。
さらに、下半身だけを温める電気式の「足の助」という岩盤浴風の足温器もある。「湯たんぽ+シュラフ二枚重ね+足の助」という三段構えも、いざという時の切り札として試してみるつもり。
シュラフ、湯たんぽ、羽毛布団、ダウンジャケットによる「空気の層」の多層防御というところ。
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最後に、細くて冷えやすい指先の対策。これには、ペットボトルにお湯を入れた簡易カイロだ。手に持っているだけで、じんわりと優しい温かさが持続する。冷めてきたら、電気ポットでお湯を入れ替えればいい。
このペットボトルは万能で、お腹に当てても心地よいし、足の付け根やみぞおちを温めても効果を感じる。さらに、ペットボトルの底を使って目の下や首の後ろ(「大椎」のツボあたり)を温めれば、それはもう簡易お灸そのものだ。体の芯からポカポカと温まり、凍えそうな体に活力が戻ってくる。
体力温存と生命維持のための「戦略的選択」みたいなものだ。
生きるとは、状況に応じて方法を変え、選択し続けること。
すべては、「生きるか、死ぬか」という命綱につながっているんだもの。この冬を乗り切るための戦いは、まさに今、始まったばかり。