過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「暖房」じゃなくて「暖身」

毎日、寒い。ぼくの暖房スタイルは、「暖房」じゃなくて「暖身」。冬は「暖身」がたのしめる▲で、「湯たんぽ」が大活躍。まず、シュラフに湯たんぽを入れてそれを履いて仕事している。下半身はぽかぽか。頭寒足熱だ。厳冬期用の高級シュラフなので、湯たんぽは翌日まで暖かい。

もうひとつ。ゴム製の湯たんぽ。水枕スタイル。指がかじかむときにいい。仙骨や腎臓を温める。肝臓を温める。背中を温める。ときに、その上に坐って仕事する▲お腹、腰、背中、そういうところを温めると、まことに心地よい。まったりとじんわりとぬくぬくしてくる。とがった心が、平らかになる。しあわせ感である。

この時期からがぼくのとっても大好きな季節になる。なんとなく、部屋に入ってくる朝日の角度から、光がかすかに春めいてきていると感じる▲やがて節分の頃から、しかと春のエネルギーが感じられるようになる。梅が咲き、そうして桜がそろそろ咲くよ、そんな頃までがいちばんいい。