過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「転倒予防」とヴィパッサナー

「できるだけ、自然の呼吸でゆっくりやる」「イタ気持ちよさを味わう」「伸ばす・伸ばす。そして、フッと息を吐いてリラックス」。きょう利用者の方をリードしたことだ。
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「できるだけ、ゆっくりやる」……反動を使わない。息をつめない。「立つ」にしとも、ほんとうにゆっくり。立っていることを、足の裏で感じとる。「座る」ことも、ほんとうにゆっくりと。そして、椅子に座るおしりの感覚に気づく。ゆっくりだと、なかなか筋力も使うことになる。
「イタ気持ちよさを味わうこと」……伸ばしたりするとき、イタ気持ちゆさを味わってください。それが、効くんですよ。でも、ほどほどに。無理をしないで。
「伸ばす・伸ばす。そして、フッと息を吐いてリラックス」……手をのばす時は、限りなく伸ばす。そして、フッと息を吐いて、リラックス。
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首を曲げるにして、腰をひねるにしても、すべてこの感じでやってみた。まだ、よくわからないが。
やがて、一歩一歩、ほんとうにゆっくりと、足の裏の感じを味わいつつ歩いてみるということをやってもらおう。
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これらのことが、「転倒予防」になると思うし、なにより自宅で、いつでもできること。そして、感覚が鋭敏になると、とても深い楽しい境地になるのだ。
ま、まさにマインドフルネス、ヴィパッサナーの世界なんだけど、なにしろデイサービスでは、そこに繋げられない。
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しかし、いちばん勉強になるのは、リードする自分自身だ。
利用者さんの、首とか頭のマッサージをさせてもらったとき、相手の「ああ気持ちいい」という反応もいただいて、とても学びになった。そして、そういうマッサージは決して疲れないのだ。逆にエネルギーを頂く。