過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

予定表と日記のリンク

日記は欠かさない。ぼくのような自営業の場合、ひとつ一つの仕事をこなすと記録していく。「これだけやったぞ」という達成の確認、モチベーションアップにつながる。

「事実の記録」がメインだ。なにをした、なにがあった。だれと会った。どんな話をした。思いや願いや感想みたいなことは、あまり書かない。

あとで、報告書作りとか、なにかと役に立つ。かつて出版社を相手取って、ややこしい裁判(弁護士使わない本人訴訟)をしたとき、日記の記録が力を発揮した。
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GoogleスプレッドシートExcel型)に、一昨日、18年間に渡る日記を統一した。これまでのエディターやFileMakerに記録しておいたものを、クラウドに移した。日付の横並びで振り返りができる。過去の記録を見ると、「よくやってきたものだなぁ」という満足もあるし、「おんなじこと繰り返して進歩しないなあ」という愚かさ、至らなさがリアルに分かって、痛くもある。

大切なのはこれからの時間管理だ。予定表は、Googleカレンダーに書き込み、、本日なすべきリストをつくっている。達成感を得るために、細かいことまで入れる。やりとげたら、達成の欄に移行する。今日はこれをやった。昨日はこれをやったとよくわかる。「やったぞ感」を糧にして、また頑張らねば、というわけだ。
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とはいうものの、ほとんど予定通りには行かない。予想外のことが急に起きる。余計な用事が起きる。突然のひらめきで、行動が変わる。楽しそうな誘いもある。やらなくちゃいけない緊急事態が起きる。

達成のデッドラインがいつなのか、リアルに感じていなくて、のほほんとしていると、間際になって慌てる。焦る。疲れる。ザツになる。人あたりが悪くなる。余裕が消える。

これからいつ何があるか、リアルに明確になっていなければならない。そこで、日記とスケジュール表を統一してみた。

日付の右の欄にスケジュールを入れる。その右のセルに日記を書く。この仕事の締切まで、あとどれくらいある。それがつねに「見える化」される。Exceのシートなので、 無限に先まで記載できる。並べ替えも検索も瞬時だ。
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日記に記載しながら、この先、いつどんな予定があるか見えてくる。心の準備ができてくる。茫漠としたものの輪郭が顕わになってくる。不安と恐怖がすこし消えてくる。

いずれにしても、人生の「もち時間」って、たくさんありそうでない。悠長な日々はおくれない。そのあたりを、リアルに感じて生きられるかどうか。