過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

日記をつける。具体的な仕事の内容を記録しておく。いわば業務日誌だ。

日記をつける。具体的な仕事の内容を記録しておく。いわば業務日誌だ。こんな効果がある。

1)ひとりで仕事していると、モチベーションアップがたいせつ。日記に書くことで、自分で自分に報告するシステムを作るわけだ。「よしやった。えらいぞ」と、自分で自分を褒めて、達成感を得る。

2)過去の記憶は忘れてゆく。「あれ、なんだったけなあ」「いつだったったかなあ」「誰だっけ」「いくらだったか」など、まったく曖昧になる。そこで、記録しておくと安心する。いつでも検索できるからだ。

3)定型的な仕事の場合、過去の記録が参考になる。

いつ頃にパンフレットを作り、いつ頃に印刷手配し、いつ頃配布したとか。過去の記録が目安になるので、行動計画が立てやすい。企画ではワクワクするが、実行段階では疲れて放り出したくなる自分の行動パターンなど、よくみえてくる。

4)戦うとき、強力なツールとなる。

戦いたくないしその必要もない。が、やむを得ないときもある。これまで裁判は3回行った。弁護士を雇わず自分で戦った。相手は弁護士がついた。日記が強力な武器となった。いつ、どういう内容のものをFAXで送ったのか、どんな電話があって、どんなことを話したのか、ほとんど記録してあった。裁判の戦略は、強力な友人のサポートがあった。で、すべて完勝した。

5)記録として生かすために「検索機能」が必須だ。最初から整理しながら書いていこうとしたら、疲れて続かない。ディレクトリーに並べていくのは、手間すぎる。気の向くままに、今日起きたことを書いていくだけでいい。あとは、一発で検索で探す。記憶というものは曖昧だが、関連した単語を入力すれば、すぐに出てくるようにする。

6)「検索」のためには、エディターがいい。いままで、いろいろ試した。エディター、EvernoteFileMaker、エクセル、Googleドキュメント、Googleスプレッドシートなど。

最終的には、エディターになった。いまJEDITを使っている。検索が瞬時なのがいい。JEDITの「検索一覧」がとても便利。検索する単語の前後の文章がずらっと並ぶ。いろいろなファイルの串刺し検索も可能。スクロールが速いのも必須だ。

7)目次機能も便利。クリックすれば、瞬時にそこに飛べる。ブックマーク機能を使う。日付とかタイトルをマークしていけば、瞬時にそこにいける。

本を書こうとする時、便利だ。目次をつくって階層構造でブックマークを作る。その時の気分で、書きたい目次をクリックして書き込んでいく。つねに全体の構造が見られるというのがいい。

8)最もこわいのは、パソコンのクラッシュだ。必ず起こる。データが失われたら取り返しがつかない。そこで、定期的に外付けハードディスク、あるいはCloudに入れておく。ぼくの場合には、GoogleDriveに入れることにしている。