過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

これなら一人で5トンでも動かせる

これを使えば、一人でも重たい岩でも運べる、木も引っこ抜ける。田舎暮しをするときに、こういうものも必要かと買っておいた。でも、使い方を知らずに納屋に眠っていた。今回、やっと使う機会があった。

キャタピラーがない脱穀機を運ぶ。チェーンブロックで吊りあげるところ。三脚を使えば、5トンまで。吊り上げて軽トラックに積んで運ぶ。そしてまた、吊り上げて現地で下ろす。小学校の時に習った滑車の原理が実感できた。

滑車の発明は、かのアルキメデスだとも言われている。アルキメデスは人を大勢乗せた戦艦をひとりで動かしたんだとか。投石機を用いて敵の海軍を打ち破ったり、テコの原理もかれだ。「我に支点を与えよ。されば地球をも動かさん」と。水を入れたホースをつかって水平をはかったり、アルキメデスの原理をじかに体験する百姓仕事の日々。