過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

間伐材をもらう

人工林として植えられたスギやヒノキは、間伐しないと密集して大きく成長しない。間伐とは、いわば木の「間引き」だ。間伐することで、枝葉を広げる空間ができる。光が当たるようになる。下草も生えてくる。

間伐された木はどうなるかというと、そのままま伐りっぱなしで捨てられて朽ちていく。使い途はたくさんあるのに、もったいない。でも、木はものすごく重たい。斜面も急だし、運ぶのはたいへんなことだ。運ぶためには山に道を作る。そのために、重機を入れなくちゃいけない。お金もかかる。

というわけで、伐ってそのまま捨てられている間伐材が多い。そういう材木は、山主にお願いすれば、「好きに持って行っていいよ」ということになる。きょうは長さ2メートルくらいの間伐材を30本くらい運ばせてもらったけど、たいへん体力の要ることだった。